歯はお母さんのお腹の中で胎生(※)7週頃(妊娠3ヶ月頃)からでき始めます。歯はコラーゲンというタンパク質でできた繊維の網に、カルシウム、リンなどのミネラルが結合して作られます。生まれてくる赤ちゃんのためにもバランスの良い食生活を心がけることが大切です。
(Schour,Masslerの報告より一部引用改変)
乳歯は6~7ヶ月頃から生え始め、3歳頃に生え揃います。乳歯は噛むための機能だけではなく、後から生えてくる永久歯の生える場所の確保や噛むことによる顎や筋肉の成長、発育においても重要な役割を果たしています。
永久歯は乳歯の下で育ち、生えるときを待っています。「どうせ生えかわるから」と乳歯のむし歯を放っておくと、乳歯の下で待機する永久歯に悪影響を与えます。乳歯のむし歯も、しっかり予防しましょう。
(Schour,Masslerの報告より一部引用改変)
永久歯は6歳前後から生え始め、12~13歳で生え揃います。生える順番や時期には個人差があるためさまざまな報告があり、一概にこの順番とはいえません。ここに示している生える時期はあくまで目安です。この通りでない場合もありますので、心配なようでしたら歯科医院に相談してみましょう。
※胎生:胎生の期間は受精した日から数え、妊娠の週数と約2週間のずれがあります。