コラム
2019/07/19

妊婦歯科検診は必ずいきましょう!

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妊婦と歯科治療

妊娠中は、歯科医院に通うのが面倒になりがちです。胎児への影響を考えて、歯科治療を控えてしまう人も少なからず見受けられます。しかしながら、妊婦の歯や歯ぐきにはトラブルが比較的多いので、妊娠中こそプロのオーラルケアを受けて、出産後の育児に支障を来たさないよう準備しておきましょう。
ここでは、妊婦の一般的な歯科治療について、メリットや注意点をまとめます。

母子感染を未然に防ぐメリット

出産前にむし歯を治療しておけば、生まれてきた赤ちゃんにむし歯の原因菌を移さないで済みます。かわいい赤ちゃんには、ついついキスをしたり、口移しで食べ物を与えがちです。その際に、お母さんのむし歯菌が、赤ちゃんに感染するのです。それを事前に防ぐ意味でも、妊娠中の歯科受診は大切です。歯や歯ぐきにトラブルを抱えている妊婦は、是非とも産科医師や歯科医師に相談し、治療をはじめましょう。

妊婦歯科健診

市町村によっては、妊娠中期の安定期に入ってから、無料で妊婦歯科健診を受けることができるサービスもあります。自分の住んでいる地域のサービスを調べた上で、母子手帳を持って指定された方法で健診を受けてください。むし歯や痛む歯がなくても、自覚症状がない初期の歯周病などを発見することができます。

妊娠中の歯科治療の注意点

妊娠中に歯科の治療を受ける場合は、必ず妊娠中であることを歯科医院に伝えてください。そして、下記のことに注意しましょう。

  • 母子手帳には妊娠の経過が記録されています。歯科の治療を行う上で必要な情報ですので、必ず持参し提示しましょう。
  • 自分からも産科の状況を伝えましょう。
  • 主な病症、歯科に対する要望を歯科医師に詳しく伝えましょう。
  • レントゲン撮影を受ける場合は、お腹の赤ちゃんへの影響がないように防護エプロンで腹部を覆ってもらいましょう。
  • 治療の時は無理をせずに、椅子を少し起こして楽な体位がとれるようにリクエストしましょう。
  • リラックスして処置を受けましょう。
  • 妊娠中期にはほとんどの治療が可能ですが、麻酔や麻酔を伴う抜歯は慎重に。抜歯するかどうかは、歯科医師とよく相談しましょう。
  • 妊娠中には服用できる薬が制限されますが、痛みがひどい場合は、我慢することがお腹の赤ちゃんに悪い影響を与えることがあります。歯科と産科の医師とよく相談した上で、処方された薬を指示を守って正しく飲むようにしましょう。
  • 急に治療椅子から立つと立ちくらみがすることがあるので、ゆっくりと動きましょう。トイレが近くなったり、気分が悪くなってきたときは、我慢せず歯科医師に伝えましょう。
  • 治療後の痛みを和らげるための鎮痛消炎剤や、細菌感染を防ぐ抗生剤については、医師の処方と指導に従って、正しく服用しましょう。
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