離乳食は赤ちゃんのペースで
離乳期は、今までは母乳やミルクで育ってきた赤ちゃんが、固形の食べものを食べられるようになるまでの移行期間。歯の生え方に個人差があるように、お口の発育にも個人差があります。お友達が始めたからといって焦って一緒に始める必要はありません。あくまでも赤ちゃんのペースを優先して進めてあげましょう。
妊娠すると歯や歯ぐきが悪くなりやすいのはどうして?
妊娠すると歯ぐきが腫れやすくなります。つわりによる歯みがき不足も原因の一つですが、妊娠によるホルモンの変化が大きく影響しています。
砂糖の量より回数が問題
むし歯菌は砂糖を栄養にして歯にべったりとはりつき、むし歯の原因であるプラーク(歯垢)をつくります。砂糖をとる回数が多いと歯垢はどんどん強固なものになります。多くの砂糖が含まれたおかしを1回で食べきるよりも、砂糖が少ないおかしを何度にも分けてとるほうがむし歯になる危険度があがるのです。
砂糖がなければむし歯菌は定着しにくい!
むし歯の原因菌であるミュータンス菌は、ママをはじめ家族から赤ちゃんのお口に感染します。ただ、むし歯菌が赤ちゃんのお口の中に入ったとしても砂糖がなければ菌は定着しにくくなります。むし歯菌は付着力が弱いため、ねばねばした物質をつくれないと唾液に流されてしまうからです。砂糖のふくまれたおかしなどを与えた後は、水やお茶を飲ませ、歯を拭くなどお口の中に砂糖が残らないようにしてあげましょう。
甘い飲み物にも注意して
果汁100%ジュースや野菜ジュース、イオン飲料水にも多くの糖分が含まれています。普段の生活の中では甘い飲み物をダラダラ飲ませないようにしましょう。日頃の水分補給には水やお茶などを与えましょう。
食べたり飲んだりの回数が多いと口の中が常に酸性の状態に
お口の中が常に酸性の状態だとむし歯になってしまいます。できるだけ早く元の弱アルカリ性から中性に回復させることが、むし歯にならないようにする重要なポイントです。歯みがきで改善しますが、歯みがきができない赤ちゃんは、ガーゼや歯ふきシートなどで歯の表面の歯垢などを拭いてあげることでも、効果はあります。