子どもが自分の歯を一生健康に保てるように、歯みがき習慣や歯みがきの方法を教えることも、ママやパパの大切な役目のひとつです。どのようなことに気をつけて教えたらいいのか、ポイントをまとめました。
乳歯が生えそろってきたら、ママやパパをはじめ、家族が歯みがきをしている姿を子どもに見せてあげましょう。
トレーニング用のハブラシを与え、感覚に慣れさせるところから始めます。歯みがきを習慣づけることが目的なので、最初は遊び感覚でやりたいようにさせてあげ、上手くできたら褒めてあげましょう。
歯みがきは、お箸やペン、はさみなどと同じように指を使う動作です。
指を使って歯をみがくと、ハブラシの毛先が動く感覚が指にも伝わり、丁寧にみがけるようになります。
歯みがきは、腕の力でみがくのではなく指を使ってみがくということを教えてあげましょう。
基本はペンを持つような形です。
グーの手でハブラシのグリップを握る持ち方ではハブラシに腕の力がかかってしまい、細かいところまでみがけません。
でも、小さな子どもはまだ力が弱いので、最初のうちは握るような持ち方になってしまってもよいでしょう。
子どもに教えてあげたいハブラシの持ち方
こんにちはの持ち方:握る持ち方。子どもが持ちやすい。
さよならの持ち方:ハブラシをタテにしてグリップの背中に親指を当てる持ち方。上の歯の噛み合わせもみがきやすい。
腕の力ではなく、指を使ってみがくことを教えてあげます。まず、ママやパパがお手本を見せてあげましょう。
「歯みがきは指を使ってみがく」というイメージを持つことで、力の入れ方が軽くなります。
とはいえ、最初はどうしても力が入りがちなので、軽く持つことから教えてあげましょう。
歯に対してハブラシの毛先をまっすぐに当て、小刻みに振動させながら動かします。
前歯と奥歯など、歯によって持ち方を変え、1本ずつみがくことを教えていきましょう。
子どもは遊びの中からさまざまなことを学んでいきます。歯みがきも、まずは遊び感覚から始めましょう。無理じいや口出しはぐっと我慢です。そして、上手にできたらしっかり褒めてあげましょう。
ママに褒められることで、子どもは歯みがきに対して良いイメージを持つようになります。