食物繊維、ビタミン、ミネラルを多く含み、玄米や大麦のしっかりした噛みごたえで満足感十分な「健康道場 玄米ごはん」。レンジで2分、いつでも炊きたての味が楽しめるということもあり、おいしく手軽にカロリー&糖のとりすぎをコントロールできます。
玄米ごはんのアレンジのバリエーションは豊富ですが、スペイン料理アレンジはいかが?ご家族で、ホームパーティーで楽しめる「パエリア(パエジャ)」、そしてスペイン風の雑炊「メロッソ」をご紹介。教えていただくのは、東京・六本木一丁目で人気のスペイン魚介料理専門店「マリスケリア ソル」のおふたりです。
監修者プロフィール
マリスケリア ソルでも不動の定番。「健康道場 玄米ごはん」バージョンは通常のパエリアと違う工程で、濃厚な魚介の出汁とイカの風味を堪能しながらも玄米の風味をしっかり楽しめるよう仕上げます。
▼材料(4人前)
健康道場玄米ごはん 2パック
水又は魚介の出汁 400cc
あさり 150g
イカ 100g
たまねぎ 1/4個
トマト 100g
オリーブオイル 大さじ2
イカ墨ソース 大さじ2
ピメントン(パプリカパウダー) 2g
塩 小さじ1/2(適量)
にんにく 小さじ1
▼作り方
①にんにく、たまねぎ、トマトをみじん切りにしておきます。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、たまねぎを炒めます。その際軽く塩を振ると水分が出やすく旨味が出やすくなります。きつね色まで炒めたら、にんにくを入れ香りが移るまで炒め、さらにトマトを加え、トマトの水分が飛ぶまで炒めます。
③塩で下味をつけたイカを同じフライパンで炒め、イカに火が入ったら一度取り出し、あさりを加え、魚介のだし汁(なければ水)を400cc加えます。フライパンは中火。あさりの口が開いたらイカ同様取り出しておきます。
④イカ墨ソースとピメントン(なければパプリカパウダー)を加え、煮込みます。
⑤水分量が250ccぐらいになったら、塩を加え味を整えてから、健康道場玄米ごはん(加熱しなくても可)を入れます。
【ポイント】炊きあがっているお米で作るので、水分量が多いとベチャベチャになってしまいます。パエリアのベースを煮詰めて水分を飛ばし、味を調えてからお米を入れましょう。パエリアパンでなくフライパンでOKです。
⑥具材とお米がなじんだら上にイカとあさりを並べ、中火でおこげができたら完成。水分が飛び、おこげができると、パチパチと音が変わります。最後にお箸で触ってみて鍋底が動かなければいい具合になっています。
見た目も美しく、お店でも人気の一品が健康道場の玄米で見事にアレンジされました。
魚介のうまみを存分に「健康道場 玄米ごはん」に染みわたらせた、熱々の米料理。雑炊でもなくおじやでもない、出汁とからんだ米のとろみも楽しんでください。
▼材料(2人前)
健康道場玄米ごはん 2パック
水又は魚介の出汁 400cc
有頭エビ 2匹(普通のエビを適量でも可)
あさり 150g
たまねぎ 1/4個
トマト 100g
オリーブオイル 大さじ2
ピメントン(パプリカパウダー) 2g
塩 小さじ1/2(適量)
にんにく 小さじ1
サフランパウダー 少々
▼作り方
①にんにく、たまねぎ、トマトをみじん切りにしておきます。
②フライパンにオリーブオイルを入れ、たまねぎを炒めます。その際軽く塩を振ると水分が出やすく旨味が出やすくなります。きつね色まで炒めたら、にんにくを入れ香りが移るまで炒め、さらにトマトを加え、トマトの水分が飛ぶまで炒めます。(ここまではパエリアと同様です)。
③塩で下味をつけたエビを、同じフライパンで炒めます。エビに火が入ったら、あさりを加え、魚介のだし汁(なければ水)を600cc加えます。
④サフラン、ピメントン(なければパプリカパウダー)を加え、煮込んでいきます。エビから旨味を出すために頭をつぶしましょう。
⑤水分量が300ccぐらいになったら塩を加え、味を整えてから、健康道場玄米ごはん(加熱しなくても可)を入れます。
⑥2~3分煮込んで玄米ごはんとなじみ、とろみが出たら完成です。
【ポイント】玄米ごはん自体がしっとりしているのでそのまま特徴が生かせます。とろみがうまくつかない時はピュアオリーブオイルを加え乳化させると濃度がつきやすくなります。エクストラバージンだと苦みが出やすいのでピュアがおススメです。
冒頭でも紹介したように、スペインは米料理大国。金子さんに解説していただきましょう。
「スペインには米料理専門店があるほど、米が広く愛されています。そして地域によって料理も多彩。地中海沿岸では、今回紹介したイカ墨のパエリアなど魚介系が充実しているカタルーニャ、うさぎや豆などを使ったパエリアの源流ともいえる料理があるバレンシア。大西洋側では美食のエリアとしてもおなじみのバスク。ここではあさりのパエリアが名物です」
レシピでもわかる通り、出汁と米の組みあわせがスペインの米料理のエッセンス。そう、実は日本とよく似た食文化があるのです。そしてスペインでは米を野菜として扱うそうで、パエリアがおしゃれにアレンジされて前菜で登場することもあるそう。そこで金子さんからこんなアイディアもいただきました。
「エンサラータ・デ・アロッソ=お米のサラダなんていかがでしょう。『健康道場 玄米ごはん』を使うと、しっとり感がありながらアマランサスのつぶつぶ感もあって楽しいですよ」
ボイルしたむきエビ、イカと細かく刻んだパプリカやオリーブ、トマト、エシャレットなどの野菜を健康道場玄米ご飯(加熱しなくても可)と混ぜ、オリーブオイル、ビネガー、塩であえたものを型にはめるだけ。ポテトサラダのポテト代わりに玄米という感覚です。金子さんが提案してくれた白ワインが抜群にあいました。
「健康道場 玄米ごはん」は楽しく、華やかなメニューにもアレンジできます。12月のパーティーシーズン、そして冬のあったかな食卓に活用してみてください。
スペインワインと料理のオーソリティ金子さん(左)と、自身もプライベートで玄米食を取り入れている春原シェフのコンビで素敵なレシピを考案してくれました。
取材・記事 岩瀬大二
撮影 石原敦志