サンスターでは、オーラルケア製品の製造・販売だけでなく、30年以上前から社員の健康づくりにも真面目に取り組んでいます。
その本拠地が大阪府高槻市にある「心身健康道場」。
これは創業者 金田邦夫を糖尿病により50歳の若さで失ったサンスターでは、「健康関連事業に携わる社員がまず健康であるべき」という想いから作られました。
サンスターでは、新入社員や、健康診断で生活習慣病のリスクがあると判断された社員が、心身健康道場にもれなく体験入門。生活習慣の乱れやクセに気づき、食事・身体・心のバランスを整えるための“健康法の体験指導”を受けます。
1985年の開設以来、たくさんの社員が心身健康道場で健康について学んできました。こんな制度がある会社は珍しいかもしれません。
参加する社員は出張扱いの業務で、交通費も会社持ちというありがたい制度。
でも「道場で指導って、しんどそうで行きたくない・・・」ともらす社員もいます。一体どのような指導なのでしょうか。
これが心身健康道場でのある1日のカリキュラム。アプローチごとに紹介すると…
【食事】
心身健康道場の食事は「玄米菜食と青汁」が基本です。朝は手作りの1杯の青汁、昼と夜は動物性タンパク質を一切使わない玄米菜食メニューで、1日1,200キロカロリー以下におさえています。低カロリーですが、栄養バランス、食物繊維や出汁を工夫して、おいしさを感じられるよう、調理をしています。
「ひとくちごとに30回噛みましょう」と、噛むことによる満腹感やおいしさを感じるお口にすることを食事の時間に伝授するのは、オーラルケアのサンスターならではかもしれません。
【身体】
運動のカリキュラムとしては、
・近隣の山(頂上付近にはなんと古墳が!)へのウォーキング
・温水プールでの水圧を利用した有酸素運動
・日常の積み重なりによりゆがんでしまいがちな身体の正しいバランスを取り戻す、均整ストレッチ
などを行います。自身の身体の歪みと身体を動かすことの大切さへの気づきを促し、自宅でも無理なくできる対策を伝授します。
【心】
心身健康道場では、自律神経のバランスを整える「冷温交代浴」を取り入れています。浴室には、約18℃の水と約42℃のお湯を入れた2つの浴槽があり、水からお湯、お湯から水の入浴を9回繰り返します。自律神経のバランスが整うと、心が落ち着いてリラックスした気分を味わうことができます。
この他にも、自分の生活習慣の癖に気付くための座学があります。自分の行動を書き出して客観視したり、道場長と管理栄養士による栄養や生活習慣に関する講義を受けたりします。
「こうした2泊3日の食事・身体・心の健康法体験を通して、自らの生活習慣を見直し、この体験で覚えた健康法を帰宅後も継続して取り組んでもらうことが目的です」(サンスター財団健康推進室健康道場長の門脇敏夫)。つまり、この場だけではなく、普段の暮らしでどれだけ続けられるかが大切なこと。
心身健康道場での取り組みの甲斐もあって、サンスターでは大きな病気にかかる社員が減少。サンスターの社員と家族の医療費は、すべての年代で全国平均を下回ります。特に45歳以上の年代では、ほぼ全国平均の半分を実現しています。人によっては、心身健康道場の指導を厳しいと感じる人もいるかもしれませんが、健康目標を掲げ、笑顔で帰路につく社員も実は多いんです。
「心身健康道場」で実践している健康法をご自宅でも簡単に取りいれていただけるように生まれたのが「健康道場」のブランドです。
青汁や玄米など、心身健康道場の知見がたくさん詰まった商品の数々を、みなさんも試してみてください。