疲れた時、ふと口さびしい時、ついつい手にとってしまうスイーツですが、食べ過ぎが身体に毒ということは、みなさんもすでにご存じなのではないでしょうか?でも、なぜ?
糖質の摂りすぎによるカロリーオーバーで体重が増加したり、体型が崩れたりすることは周知の事実。そのほかにも、糖質の過剰摂取による悪影響の大きなものとして、近年注目されてきているのが「糖化」です。「糖化」は老化のスピードを早める、大きな原因になるんです。
老化のスピードには個人差があると言われており、それは、生活習慣(生活環境や食生活、ストレスや運動不足など)によって違いが生まれると言われています。「糖化」は身体のさまざまな部位で起こり、各部位の機能低下を深刻化(老化)させるのです。
例えば、肌。
過剰な糖とたんぱく質が結合する「糖化」が起こると、体内にさまざまな影響を及ぼす糖化物質AGEs(エージーイーエス)が作り出されます。
肌のハリをつかさどるコラーゲンは、他の構成要素に比べてターンオーバーが遅いため、「糖化」による糖化物質AGEsの蓄積が起こりやすいといわれます。コラーゲンは、通常、コラーゲン同士を適度に結びつける柱によってそのしなやかさを保っています。しかし、肌にAGEsが蓄積される過程では、コラーゲンの層の間に不要な柱が増えてしまうのです。
その結果、しなやかなハリを支えるコラーゲンが硬くなり、肌の弾力性が失われる一因となるといわれています。赤ちゃん肌のあの弾力が、加齢とともになくなるのは、こういうわけだったんですね。
そんな糖化による肌の弾力の低下に不安を覚える人に朗報?
肌の弾力が特に低下する秋から冬にかけて、「米ぬか」摂取による肌状態の確認試験を行ったところ、米ぬかに肌弾力低下を抑制する傾向があることが、最近の研究からわかってきました。
普段の食事に、米ぬかを摂れる玄米や、米ぬかを使用した食品などを取り入れて、肌の老化を抑えることを意識したいものですね。