こんにちは。サンスター研究員の関根です。
研究員が教える豆知識 第6弾の今回は「歯の着色汚れのメカニズムと落とし方」について、ご紹介いたします。
「歯の色」について、みなさんはどのくらい気にしていますか?
美しい容姿を表す有名な言葉として、「眉目秀麗」や「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」などがありますが、それら以外にも美人を表す言葉として、「明眸皓歯(めいぼうこうし)」というものがあります。明眸は“明るい瞳”、皓歯は“白く綺麗な歯”という意味です。
また、向かい合って人と話をしている場面を思い浮かべてください。
その相手の歯が、黄色っぽい場合と白い場合だといかがでしょうか・・・?
確かに、着色汚れのない綺麗な歯の方が清潔感があって、印象が違いますよね?
いつまでも歯本来の白さを保つためには、歯の着色汚れ(ステイン)を取り除くことが大切です。
そこで今回は、「歯の着色汚れ(ステイン)」と、その「ステインを取り除く方法」についてご紹介します。
歯の着色についてお話する前に、歯の構造と歯本来の色についてご紹介します。
歯は黄色っぽい色をした象牙質を、半透明のエナメル質が覆う構造をしています。
エナメル質は半透明であり、象牙質の色が透けて見えるため、歯本来の色は実は黄色みを帯びていて真っ白ではないのです。
肌や髪の色が人によって違うように、象牙質の色やエナメル質の厚さも人によって異なっています。そのため、歯本来の色にも個人差があります。
歯の色が変わる原因はいくつもあり、先ほどの歯の構造によるものや薬の影響などに加えて、食事やタバコなどお口の外からの汚れが原因となるものがあります。歯の色が変わる原因というと、このような歯の表面についてしまう着色汚れを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
このような、歯の表面についてしまう着色汚れを「ステイン」といいます。
では、このステインはどのようして私たちの歯につくのでしょうか?
私たちの歯は「ペリクル」と呼ばれる、唾液中に含まれるタンパク質で常に覆われています。
毎日の食事の中でポリフェノールを含んだ食品を摂取すると、ペリクルとポリフェノールが結合してステインとなり、歯に沈着してしまいます。これが、ステインが歯につく理由なのです。
ポリフェノールを多く含む食品としては、コーヒー、紅茶、赤ワイン、チョコレート、カレー、プルーンなどがあげられます。これらはポリフェノールを多く含む食品の代表例ですが、これら以外にも、ポリフェノールは様々な食品に含まれていて、私たちは毎回の食事の際に何かしらのポリフェノールを摂取しているといえます。
ステインは、水だけでは簡単に落とすことができません。
ステインが歯に沈着するのを防いで歯本来の白さを保つためには、毎食後にハミガキをしてステインを取り除くことが重要です。
清掃効果の高いハミガキを使用する際、強い力を入れてブラッシングをしたり、硬すぎるハブラシを使うと、歯や口腔内を傷つける原因になります。歯の表面が傷つくと、そこにステインがつきやすくなってしまいます。
硬すぎないハブラシを使って適切なブラッシング圧で磨くことを心がけましょう。
頑固なステインは、ご自身による通常のハミガキでは除去できないこともあります。
このような頑固なステインを落とす場合は、歯科医師や歯科衛生士によるプロフェッショナルケアを行うことが必要です。気になる場合は、歯科医院に行って相談してみましょう。
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