毎日の食生活では、十分に摂れない栄養素を補ってくれる「サプリメント」。皆さんの中にも、健康を気遣って飲んでいるという方がいらっしゃるかもしれませんね。
今週は、サプリメントを飲む時の注意点がよく分かる、こちらのニュースをお届けします。 普段から摂っている方はもちろん、試したことがない方も、ぜひチェックしてくださいね。
内閣府が2012年に行った調査によると、サプリメントを利用している人は国民全体の60%。また、サプリメントを利用している人のうち約半分は毎日飲んでいるのだそう。
(アメリカでは、サプリメントが広く浸透していますが、日本でも多くの方が日常的に利用されているのですね。ちょっと驚きの数値でしたが、皆さんはどうご覧になったでしょうか)
記事ではサプリメントとうまくつきあう方法として、主に2つの注意点が紹介されています。
1.サプリメントを飲む前に、服用中の薬との相互作用を医師にチェックしてもらう
サプリメントの中には、服用中の薬を強めたり、または弱めたりと相互作用してしまうものがあります。医師に確認してからサプリメントを飲むようにしましょう。
<薬とサプリメント、相互作用の一例>
・骨粗鬆症治療に使われる「ビスホスホネート製剤」と「カルシウムのサプリ」
→「ビスホスホネート製剤」にはカルシウムと結合しやすい性質があるため、薬が腸管から吸収されにくくなってしまう。
・血栓ができるのを防ぐ薬「ワルファリン」と「ビタミンK」
→ビタミンKによって「ワルファリン」の効果が薄れてしまう。
2.サプリメントの摂取は適量を守る
体にいい栄養素だからといって、摂り過ぎは逆効果!適切な量を飲むことが大事です。
錠剤・カプセル状のサプリは、その形から医薬品のようなイメージがありますが、サプリメントと医薬品はまったく異なるもの。サプリメントは製品の品質や、有効性・安全性の科学的根拠が薬とは異なるということを頭に入れておきましょう。
健康的なイメージのあるサプリメントですが、サプリメントは医薬品と異なり、品質が一定であるとは限りません。製品の品質が確保されているか、また製造者や問い合わせ先が明確になっているかなどを購入前にぜひ確認してみてくださいね。
さらに、医薬品は病気の人を対象に安全性や有効性を調べる試験がされていますが、サプリメントの対象はあくまで健康な人であり、評価も様々なんだそう。
さて、そうした注意をふまえて、では何が基本のサプリとしておすすめかというと…
記事内では、マルチビタミン・ミネラルや、魚油の成分であるエイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)がおすすめされています。ご興味のある方は、ぜひ記事をチェックしてみてください。
いろいろと注意しないといけないことはありますが、サプリメントは医薬品とは違うということをわかった上で、手軽に不足しがちな栄養素がとれるサプリメントを、注意しながら、上手に取り入れていきたいですね。
※引用元:糖尿病ネットワーク
健康食品やサプリをどう使う? ビタミン・魚油のサプリが基本 - 2015年03月03日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023129.php
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