先日のニュースでは、伝統的な日本食の魅力やアジアの伝統食の良さについてお伝えしましたが、今回は食べ方についてこんなニュースをお伝えします。
肥満や過体重を予防したりダイエットをするためには、よく噛んで食べると良いことを、ご存じの方も多いかもしれませんが、さらに急いで食べる時に比べ、ゆっくり食べる方が食後のエネルギー消費量が増えることが研究によって明らかになりました。
研究では10人を対象に、300kcalの食品をできるだけ急いで食べた時とゆっくり食べた時の食後のエネルギー消費量を調べました。
すると、体重1kg当りのエネルギー消費量が急いで食べた場合は平均7kcalだったのに対し、よく噛んで食べた場合は平均180kcalに増えたそうです!
つまり、体重60kgの人が1日3回ゆっくりとよく噛んで食事を摂ると、早く食べた時より1年間で消費エネルギーが約1万1000kcalも増やせる、1.5kgの脂肪を減らせることに相当するということ。
噛む回数を増やし、時間をかけて食事をすることでエネルギー消費量自体が増えやすくなるなんて驚きです!
また、ゆっくり食べることで摂取エネルギーの10%を減らすことができ、体重減少にもつながるという研究結果も報告されています。
よく噛んで、ゆっくり食べることで満足感が得やすいことは知っているかたも多いかと思いますが、ゆっくり食べると、早く食べる時より摂取エネルギーが約60kcal~90kcal減少したそうです。これはつまり、摂取エネルギーの10%を減らすことができるということ!
家族や友人と一緒に“ゆっくりと食事を楽しむ“ことが勧められています。家族や友人とゆっくり食事を楽しんでダイエットできるなんて、まさに一石二鳥ですよね。
※引用元:糖尿病ネットワーク
ゆっくり良く噛んで食べると太りにくい 消費エネルギーが増加 - 2014年05月20日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2014/021854.php
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