コラム
2018/04/16

液体のオーラルケア商品を活用しよう! ~研究員が教える豆知識 VOL.9~

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こんにちは。サンスター研究員の関根です。

研究員が教える豆知識 第9弾の今回は知っているようで実はあまり知られていない「液体のオーラルケア商品」について、ご紹介します。

ボトルに入ったオーラルケア商品の正体は?

スーパーやドラッグストアのオーラルケアコーナーで、ボトルに入った「液体」のオーラルケア商品を目にしたことはありませんか?

見たことはあるけど、どんな風に使うのかわからない。どんなときに、どのように使ったらよいのかわからないので、使用したことがないという方も多いのではないでしょうか。

今回は、液体のオーラルケア商品に関するみなさんの疑問、
・ 歯みがきできないときに使うの?
・ 歯みがきの後に使うの?
・ 歯みがきの代わりになるの?
などに、お答えしつつ、液体のオーラルケア商品について、熱く語っていきます!

液体のオーラルケア商品には何があるの?

はじめに、「液体のオーラルケア商品」にはどんなものがあるのでしょうか?

液体のオーラルケア商品は大きく2種類のものがあります。1つは「洗口液」、もう1つは「液体ハミガキ」です。見た目は似ていますが、それぞれ使い方や効果が異なります。その商品がどちらに分類されるのかは、パッケージに書いてあるので、よく見て、目的に合ったものを、正しく使うことが大切です。

通常のハミガキペーストとどう違うの?液体ハミガキと洗口液の強みは?

なんといっても液体の強みは、どこにでも入り込める流動性の高さにあります!お口に含んでブクブクすることで、歯と歯の隙間など、歯みがきでは届きにくい箇所にも簡単に行き渡らせることができます。

お口全体のすみずみまで行き渡らせやすい点が、液体の1番の長所です。

また液体ハミガキには清掃剤(研磨剤)が配合されていないという点も、通常のハミガキペーストと異なります。

ブクブクして吐き出すだけ!「洗口液」の使い方

それでは、「洗口液」と「液体ハミガキ」、2種類の液体オーラルケア商品の違いについて解説していきます!

まず「洗口液」は、その名の通り、液体をお口に含んでブクブクし、吐き出して使うものです。使用後に水でお口をゆすぐ必要はありませんが、気になるようでしたらゆすいでいただいてもOKです。

洗口液の中には、外出先でお口のにおいが気になったときにサッとすすいでお口をスッキリさせたい時に使うものや、薬用成分の入った医薬部外品の洗口液で、歯磨きの後に仕上げに使うものなど、洗口液の中でも種類があります。

洗口液のおすすめ使用方法<最後の仕上げとして>

ブラッシング後に使うタイプの殺菌剤配合の洗口液は、積極的なお口のケアのための、“仕上げ”にオススメします。なぜなら、通常の歯みがきや歯間清掃具の使用でお口をきれいにした後、最後の仕上げとして洗口液を使用することで、お口のきれいな状態を長く保つことができるからです。

みなさん、朝起きた時に、「口臭が気になるな」「口の中がネバついているな」などと感じたことはありませんか?

これらの症状を朝起きた時に感じることが多いのは、睡眠中は唾液の分泌量が減り、菌が増殖しやすい口内環境となっているためなのです。そのような状態になるからこそ、就寝前には特に念入りなケアが必要なのです。

下の図をご覧ください。就寝前の歯みがき後に殺菌剤配合の洗口液を使用することで、起床時の細菌数を抑えることができるという報告もあります。就寝前の歯みがき後には仕上げとして殺菌剤の洗口液を使用し、睡眠中のことも考えた積極的なオーラルケアをオススメします!

図1 就寝中の口腔内細菌の増殖抑制効果(サンスター調べ)

ハブラシでブラッシングする?「液体ハミガキ」の使い方

一方の「液体ハミガキ」は、洗口液と違ってハブラシと一緒に使います

まずは液体をお口に含んでブクブクし、次にハブラシでブラッシングを行います。普段のハミガキペーストが液体になったイメージですね。使用後に水でお口をゆすぐ必要はありませんが、気になるようでしたらゆすいでいただいてもOKです。

液体ハミガキのおすすめ使用方法<朝夜の使い分け>

先ほど説明したように、“お口全体のすみずみまで行き渡らせやすい”液体ハミガキですが、液体ハミガキには清掃剤(研磨剤)が含まれていません。そのため、清掃剤(研磨剤)で歯の汚れをしっかり落としたいときには、通常のハミガキペーストが役立ちます。

そこでオススメなのが、ハミガキの“朝夜の使い分け”です。

例えば私の場合、朝出かける前や昼食後の歯みがきでは、身だしなみやエチケットに配慮して、口臭ケアやステイン除去タイプのハミガキペーストを使用します。一方、菌が増殖しやすい睡眠中に備えて、就寝前の歯みがきでは口全体のすみずみまで行き渡らせやすい殺菌剤配合の液体ハミガキを使用します。
このように朝夜でハミガキを使い分けることで、その時間帯に合ったケアをすることができます

ここに書いた私の使い方はほんの1例です。ハミガキペーストや液体ハミガキには、歯周病予防、口臭予防、虫歯予防、歯垢除去など様々な効果を持った商品がたくさんありますので、ご自身に合った組み合わせを見つけてみてはいかがでしょうか?

液体ハミガキの意外?な使い方<防災備蓄用として>

さらに、液体ハミガキは「使用後に水で口をゆすぐ必要がない」という点から、防災備蓄用としても適しています

被災時は水の入手が大変になることがありますが、誤嚥性肺炎を防ぐためにも、オーラルケアはとても大切です。水がなくても使用できる液体ハミガキは、そんな水があまりない時のオーラルケアにも大きな効果が期待できます。

みなさんのご自宅の防災セットに、液体ハミガキとハブラシを加えておいてはいかがですか?いざという時のオーラルケアとして、液体ハミガキはとても頼りになりますよ!

覚えてください、防災にオーラルケア。
※このコラムは、「糖尿病とうまくつきあう」サイトに掲載されたものです。
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