今回は、糖尿病の合併症に関するこんなニュースをお届けします。
糖尿病の3大合併症として、糖尿病網膜症、糖尿病腎症、糖尿病神経障害が挙げられます。
糖尿病網膜症や糖尿病腎症を早期に発見するために、定期的に眼底検査を受けたり、微量アルブミン尿・推定糸球体濾過量(eGFR)を検査している方も多いと思います。
定期的に検査を受けていない方は行ってくださいね!
しかし、末梢動脈疾患や重症下肢虚血などの糖尿病足病変は重症化する可能性があるにもかかわらず、早期発見のための対策があまり行われていないのが現状です。
糖尿病足病変を早期発見するためには医療従事者による足の診察が望ましいですが、評価が難しいことも一因となり、実際には施設や医師によって温度差があるようです。
そこで、足病変のリスクを簡単にチェックすることができる「AAAスコアシート」が作成されました。この「AAAスコアシート」によって、糖尿病足病変のリスクが高いと予想される患者さんを簡単に見極めて、重点的に足を診察することができるようになることが期待されています。
ではこの「AAAスコアシート」とはどのようなものなのでしょうか?「AAAスコアシート」は、神経障害や足趾(そくし)の変形、血流障害などを有するかどうかを予想できる5項目があり、リスクが高いものほど高い点数がついています。
以下が「AAAスコアシート」です。あなたが当てはまるものにチェックをして、チェックのついた項目の合計点数を計算してください。
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□ 糖尿病歴15年以上である・・・2点
□ メガネでも視力が0.5以下である・・・6点
□ 腎臓の治療を受けている・・・2点
□ ひとり暮らし/独身・・・3点
□ 安全靴や長靴を履いて立ち仕事をしている・・・4点
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あなたは何点でしたか?
合計点数が7点以上の場合は、神経障害や血流障害のリスクが高いと判断されるようです。7点以上の方、また足病変が気になるなという方は病院で診察を受けてくださいね。
※引用元:糖尿病ネットワーク
5つの質問で糖尿病足病変のリスクがわかる「AAAスコア」を公開 - 2016年04月15日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025354.php
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