コラム
2016/11/07

早期発見・早期治療で95%以上が治る! 大腸がんリスクを回避するために定期健診を!

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今回は、大腸がん検診について、こんな記事をご紹介します。

大腸がん検診はいつ受けたらいい? 早期発見でがんの9割は治せる

高齢化や食生活の変化などにより、大腸がんを発症する人の数はこの30年間で約6倍に増え、がん罹患数予測の第1位、がん死亡数予測の第2位!です。

国立がん研究センターによると、大腸がんの原因となるのは「飲酒」・「肥満」・「運動不足」の3つ。これに加えて、「加齢」と「糖尿病」も大腸がんのリスクであり、特に糖尿病の人は糖尿病でない人と比べて肝臓がんになるリスクが1.97倍、膵臓(すいぞう)がんになるリスクが1.85倍、大腸がんになるリスクが1.4倍だそうです。

大腸がんは、早期発見・早期治療で95%以上が完治する病気であり、発見が早いほど治療選択肢も多く、痛みや負担の少ない治療で治せますが、一方で進行するまでほとんど自覚症状がないため、定期的に検診を受けることが重要です。

しかし、国民生活基礎調査によると、大腸がん検診の受診率は37.9%で、国が目標に掲げている受診率50%(当面40%)を下回っています。

さらに、インターネット調査の結果、大腸がん検診を「毎年受けている」人は39.9%、「全く受けたことがない」と回答した人は28.3%でした。大腸がん検診を全く受けたことがない理由としては、「費用がかかるから」「どんな検診内容なのか知らなかったから」「便の提出が面倒くさいから」などが挙げられたそうです。

がん検診は、一見健康な人に対して、「がんの可能性がある(異常あり)」「可能性がない(異常なし)」を判定し、可能性がある人を精密検査で診断し、がんを早期発見することを目的としています。

「がんの可能性がある(異常あり)」と判断された場合には、必ず「精密検査」を受診することが大切です。精密検査を受診して「異常なし、または良性の病変」と判定された場合は次回の検診へ、「がん」と判定された場合は治療へ進むことががん検診の流れであり、途中で精密検査や治療を受けない場合は、がん検診の効果がなくなってしまいます。

自覚症状が起きてから受診するのでは、早期発見ではなく進行したがんが多く見つかります。早期がんはほとんどが治癒可能であり、治療の負担も小さくて済むので、がん検診を受けて早期のうちに発見できるようにしましょう。

大腸がんの検査として最初に行われるのは「便潜血検査」であり、大腸からの出血がないかどうかを調べます。元記事では、検査のための正しい方法が動画で紹介されています。これまでやっていた方もこれまで行っていた方法が正しかったのかどうか確かめてくださいね。

検診と同時に重要なことが、がんにならない生活を送ることです。がん予防にもっとも良いのは、まず禁煙。そして節酒と肥満対策、運動と糖尿病対策だと言われています。糖尿病の治療をしっかり続ければ、がんも予防できるということですね。

大腸がん検診は難しいものではありません。進行するまで自覚症状がないからこそ、健康診断の際など検査できる時には必ず受けるようにしたいですね。

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
大腸がん検診はいつ受けたらいい? 早期発見でがんの9割は治せる - 2016年09月23日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025967.php
[日本医療・健康情報研究所] Copyright @ 2016 Soshinsha.

※このコラムは、「糖尿病とうまくつきあう」サイトに掲載されたものです。
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