コラム
2017/03/21

納豆は健康に良いって本当? 栄養素や研究結果をご紹介!

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今回は身近な食品である「納豆」について、こんな記事をご紹介いたします。

納豆はスーパーフード 脳卒中や心疾患のリスクが低下

あなたは納豆が好きですか?定期的に食べていますか?

納豆は煮大豆を納豆菌が発酵させることでできる食品であり、「日本人の健康を支えてきた伝統食品」とも言われています。

ナットウキナーゼ」をはじめとするさまざまな栄養素は、この発酵過程で生成されます。ナットウキナーゼは名前のとおり納豆からに含まれる酵素であり、納豆のネバネバ部分に含まれています。

タンパク質分解酵素であるナットウキナーゼには、血栓を溶けにくくする物質を分解する血栓溶解作用があることなどが報告されています。他にも、ビタミンK2は骨タンパク質の働きや骨形成を促進します。

納豆には良質な植物性タンパク質のほか、1パック(50g)あたり、カルシウム45mg、カリウム330mg、食物繊維3.3gが含まれています。また、納豆は1パック(50g)あたり100kcalと低カロリーですので、糖尿病や高血圧の食事療法にも活用したい食品です。

納豆をはじめとする大豆食品の良さは、「男性にもおすすめ!体重もがんのリスクも減少する「天然のサプリメント」と呼ばれるあの食品!」でも紹介してきましたが、大豆食品に含まれる「イソフラボン」は、骨粗鬆症の予防や更年期障害の軽減、脂質代謝の改善などに有効であるといった報告があり、さらにイソフラボンをよく摂取する女性は乳がんになりにくい、という研究報告も注目されています。

この乳がん予防効果は、女性ホルモンに似た化学構造を持つイソフラボンが、乳がんの発生を促進する女性ホルモンを邪魔するためであると考えられています。

納豆が健康に良いとされる調査例はまだあります。ここでは、岐阜大学の研究チームが行った研究をご紹介します。

この研究は、大規模研究「高山スタディ」に参加した35歳以上の約3万人を対象として、調査開始時行った大豆摂取量を基にした追跡調査です。研究の結果、以下のことが判明しました。

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● 心血管疾患のリスク
納豆の摂取量によって、グループを4つに分けて比較すると、納豆をもっとも摂っているグループは、もっとも少ないグループに比べて、心血管疾患による死亡リスクが25%低い。

● 脳卒中のリスク
大豆タンパク質をもっとも摂っているグループは、もっとも少ないグループに比べて25%、納豆をもっとも摂っているグループは、もっとも少ないグループに比べて32%、それぞれリスクが低い。

● 虚血性脳卒中における死亡リスク
納豆をもっとも摂っているグループは、もっとも少ないグループに比べて虚血性脳卒中による死亡リスクが33%低い。
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……以上、納豆にふくまれる栄養素や、研究結果をご紹介いたしました。いかがでしたでしょうか?やはり「健康に良い」と言われる食品は、研究においても「健康に良い」ことが判明していますね。
(薬によっては、ビタミンK2などの摂取量に制限があります。ビタミンK2を多く含む食品の摂取をされている方は、かかりつけ医にご相談ください。)


納豆は食生活に上手に役立てたい食品といえると思います。早速スーパーで買って帰ろうと思うたまきでした。

 

▶元記事を読む

※引用元:糖尿病ネットワーク
納豆はスーパーフード 脳卒中や心疾患のリスクが低下 - 2017年01月19日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2017/026434.php
[日本医療・健康情報研究所] Copyright @ 2017 Soshinsha.

※このコラムは、「糖尿病とうまくつきあう」サイトに掲載されたものです。
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