コラム
2016/10/27

【歯科医監修】子どもを虫歯(ミュータンス菌)から守ろう!「感染の窓」とは?

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知っていますか?虫歯菌が襲ってくる「感染の窓」のこと。

子どもを虫歯にしたくないのは、親共通の願い。実は、生まれたばかりの赤ちゃんには虫歯の原因になるミュータンス菌は存在しません。ではなぜ?いつ頃から?子どもたちはミュータンス菌に感染し、虫歯になってしまうのでしょうか。

その感染源のひとつが、実は一緒に生活する家族の唾液と言われています。しかも感染しやすい要注意時期があり、それが、歯科関係者が「感染の窓」と呼んでいる1歳7ヶ月から2歳半くらいまでの頃なのです。つまり、家族の唾液から虫歯菌が赤ちゃんにうつることがあるのです。

この頃は、歯が次々と生える時期。しかも乳前歯よりもかたちが複雑な乳臼歯(奥歯)も増えるので、ミュータンス菌に感染すると虫歯になりやすくなってしまうのです。

できるだけ感染させないために、親がしてあげられること。

我が子の歯を守るために、特にこの時期は「できるだけ感染しない」ための工夫をしてみましょう。サンスター千里歯科診療所 小児歯科専門医 宮本先生にその方法を教えて頂きました。

1)食べさせ方に気をつける
大人が使ったスプーンで食べさせない、噛み与えをしない、フーフー冷ましをなるべくしないなど。

2)うがいのコップも別々に
この頃は歯みがき練習期。うがいのコップは子ども専用に。

3)お口へのチュッに気をつける
お口へのキスも意外な盲点。 でも、スキンシップが減るのは考えもの。あまり神経質にはならないように!

4)親自身がしっかり歯みがきを
家族に虫歯が多いほど、子どもに感染しやすいと言われています。自分自身の虫歯にも気をつけましょう。

虫歯予防のために、食後の歯みがき習慣、甘いものを食べすぎない、ダラダラ食べを避ける(唾液での中和が遅くなり虫歯になりやすい)、定期的に歯医者へ行きフッ素ケアをする、なども大切。「感染の窓」が開く時期を親子で一緒に乗り切りましょう!

 

 

試してみて!

こんなクセをつけたり、直したりすることも、感染予防&虫歯予防につながります。
◎水やお茶はストローではなくコップで飲むクセを。口全体に広がり洗浄効果が期待できます。
◎お口をポカンと開けるクセに注意。お口が乾燥すると細菌が繁殖しやすくなります。

 


 
監修/宮本えり子(みやもと えりこ)
一般財団法人サンスター財団附属千里歯科診療所 所属。小児歯科出身。専門は小児歯科。子どもとその家族が生涯にわたって健康なお口を維持できるように、子育て経験を活かし、優しく丁寧な治療にあたる。

「感染の窓」対策には、子どものお口を考えたシリーズで。
 

Doは、家族のために安心して選べる基本のオーラルケア・シリーズです。

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