スキンシップの一環として、肩をさすったり頬をさすったりしながら、清潔な指でお口の中に触れてみましょう。
お口の中を触られても痛くない、歯みがきは怖くないよと教えてあげましょう。
歯が2~4本生えはじめたら仕上げみがきのスタート。
仕上げみがきの目的は、見えにくい部分まで歯の汚れをきちんと落としてあげること。
ポイントを押さえつつ、スピーディにしっかりとみがけるコツをマスターしましょう。
ママの足の間にあお向けに寝かせて上からのぞき込むようにしてみがきます。
ポイントは子どもの頭を安定させること。
頭がふらふらせず、のど突き防止になり安全です。
お口の中もしっかり見ることができます。
ママがペタンと座って足を軽く開き、子どもの頭を膝の間にはさんで固定します。
子どもの手を横に開いて太ももで軽くおさえます。
人さし指で上唇をめくり、前歯全体が見えるようにします。
痛みに敏感な紐のような上唇小帯は指でガードしながら上から下へ。
または、上唇小帯に当たらないように左右に分けてみがきます。
歯と歯ぐきの境目が見えるように、下唇を人差し指でやさしく押し下げます。
ハブラシを左右に振動させるように動かしてみがきます。
指の第一関節を歯ぐきと頬の粘膜の境目に入れて持ち上げるようにすると、前歯だけでなく上下の奥歯まで見えます。
奥歯は、歯と歯ぐきの境目にハブラシを斜めにあてて優しく小刻みにみがいていきます。
かみ合わせをみがく時はハブラシを横から入れてあげると、のどをつく心配がなく1本ずつみがくことができます。
歯の裏側は少しハブラシを立ててみがきます。
歯と歯の間は汚れがたまりやすく落としづらい場所。
ハブラシを大きく動かしてゴシゴシみがくやり方では歯の表面しかみがけず、みがき残しができてしまいます。
汚れを落とすには、歯と歯の間にハブラシの毛先を軽く差し込み、その状態でハブラシを左右に小刻みに動かします。
ハブラシの弾力性を生かすことで弱い力でもきれいにみがくことができます。
歯を1本ずつみがけるようにヘッドが小さなものを選びましょう。
毛はやわらかすぎず、毛足が短めのナイロン毛のものがよいでしょう。
ハンドルはまっすぐのものがハブラシを歯に当てる角度を手で覚えやすくしっかりみがくことができます。