ようやく大寒らしく、寒い日が多くなってきましたね。寒暖の差が激しいですが体調を崩さず、この冬を乗り越えていきましょう☆
さて今週ご紹介するのは、昨年11月に発表された、ある血糖値の上昇に関する研究発表です。なんと、ある人にとっては健康的な食べ物が、別の人にとっては体重増加や血糖値の上昇につながる可能性があるそうです。
今回は血糖値を下げる効果があると言われている食品が、摂る人によっては血糖値上昇の引き金になるという驚きのニュースをお届けします。
イスラエルのワイツマン研究所は血糖値と「GI値」の関連性を調査し、これまで食品固有のものであると考えられてきた「GI値」の影響には、個人差があるという研究結果を発表しました。
「GI」(グリセミックインデックス)とは、以前もこちらの記事でご紹介したことがありますが、食品に含まれる糖質の吸収の度合いを示す指数で、一般的にGI値が低いほど糖質の吸収がおだやかになり、血糖値の上昇もゆるやかになると言われています。
しかし今回、糖尿病前症と判定された女性がダイエットのため食べていたトマトが、食後の血糖値を上昇させ、実施していたダイエットに悪影響を与えていたという事例が報告されました。
低カロリーで健康的といわれているトマトを食べて血糖値が上がる人がいる、摂取する人によって血糖値を上昇させる食品が異なるのですね!
他にも一般的に血糖値が上がりやすいとされているパンを食べても血糖値がほとんど変わらない人もいたそうです。
食品が血糖値に与える影響に個人差がある原因の1つとして、腸内細菌が関わっているということも同研究にて報告されています。
食事に気を付けていても結果につながらない場合は、もしかすると万人向けの食事療法が自分には当てはまらないのかもしれません。
なかなか食事制限やダイエットの効果があらわれないなぁ、と思っている方は一度栄養士や医師にご相談されてみてはいかがでしょうか?
※引用元:糖尿病ネットワーク
「正しい食事療法」は人によって異なる トマトで血糖値が上昇する人も - 2015年12月02日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024500.php
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