今週のニュースでは、糖尿病合併症予防や肝機能の改善に役立つ可能性があるお野菜をご紹介します。
スーパーの野菜売り場で、よく見かけるようになった野菜、「スプラウト」をご存じですか?スプラウトは、植物の新芽のことであり、昔から売られているかいわれ大根もスプラウトの1種です。
他にも、かいわれ大根よりも少し太くて背の高いた豆苗も、えんどう豆が発芽したスプラウトです^^
今回のニュースで特に取り上げられているのはスプラウトの中でも「ブロッコリーのスプラウト」。なんと、このブロッコリーのスプラウトを食べることで、糖尿病合併症が予防できる可能性があるのだそうです。
あの細い新芽のどこに、そんな力があるのか気になりますよね。
そのヒミツはというと「ブロッコリーのスプラウト」に含まれる「スルフォラファン」という成分。(ちょっと読みにくい名前ですが、何度かつぶやいてみましょう!何回かすると読み慣れてきます 笑)
糖尿病の人は、血糖コントロールの悪い状態が続くと、高血糖によって血管がダメージを受け、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患のリスクが高まってしまうのですが、このスルフォラファンがKeap1と呼ばれるタンパク質にはたらき、Nrf2が分解されるのを防ぐと、抗酸化機能をもつ遺伝子の発現が強く活性化し、結果として酸化作用によってダメージを受けた血管などを修復するのだそうです。(ちょっと難しい話ですよね^^;)
このスルフォラファンは、ブロッコリーのスプラウト以外にも、普通のブロッコリーや、カリフラワー、キャベツ、芽キャベツ、ケール、白菜、菜の花などにも含まれているそうですよ。
さらに、スルフォラファンはサプリメントで摂取するよりも、野菜を直接食べた方が吸収が良くなるという研究も発表されているそうです。ぜひ積極的にブロッコリースプラウトを食べてスルフォラファンを摂りたいですね!
※引用元:糖尿病ネットワーク
ブロッコリーの新芽成分に抗酸化作用 血管や肝臓のダメージを修復 - 2015年04月10日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/023303.php
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