今週は糖尿病の方がちょっとドキリとしてしまうような、こちらのニュースをお届けします。
先月、医学誌に「内臓脂肪が多くて皮下脂肪が少ない2型糖尿病の人は、動脈硬化が進行しやすくなる」という研究結果が発表されました。
研究チームは2型糖尿病患者148人の内臓脂肪と皮下脂肪の面積を測定し、「アテローム性動脈硬化」の指標との関連を調べることで、その因果関係を明らかにしたのだそうです。
「アテローム性動脈硬化」とは動脈硬化の一種で、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を引き起こす原因となるものです。今回の研究では、内臓脂肪が多く皮下脂肪が少ない2型糖尿病の人ほど、動脈硬化が進行している傾向があることが分かりました。
特に、男性は内臓脂肪が多く、皮下脂肪が少ないという傾向があるので、より注意していただければと思います。
動脈硬化は自覚症状が出にくいといわれていますので、病院などで行われているエコー検査などを定期的に受診することが望ましいですね。
糖尿病をきっかけに様々な合併症を引き起こさないためにも、日頃の生活習慣の見直しはとても大切だなとあらためて思った私です。
※引用元:糖尿病ネットワーク
2型糖尿病の人は内臓脂肪が増えると動脈硬化が進行しやすくなる - 2015年11月18日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024460.php
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