2016年といえば、リオデジャネイロオリンピック!ですね☆楽しみにされている方も多いとは思いますが、2016年は「国際豆年」でもあるそうですよ。みなさんご存知でしたか?
体に良い大豆などの豆類を毎日食べることが奨励されている1年。そんな大豆に関するニュースをお伝えします。
豆腐・醤油・味噌・納豆など、日本食と切っても切れない関係にある大豆は「天然のサプリメント」といわれており、アミノ酸やビタミン、ミネラルを豊富に含んでいます。
特に注目したい栄養は以下の4つです。
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・タンパク質
「畑の肉」ともいわれる大豆は、タンパク質を多く含んでおり、かつアミノ酸の組み合わせが動物タンパクによく似ています。そんな優れたタンパク源である大豆食品と動物性のタンパク質を組み合わせることで理想的なアミノ酸バランスになるそうです。
また、大豆は食品の脂肪分の調整にも役に立つので、低脂肪・低カロリーな食事の強い味方です!普段の食事に上手に取り入れたいですね。
・カルシウム
豆腐にはカルシウムも豊富に含まれており、木綿豆腐1丁(300g)を食べると、なんと牛乳をコップ1杯(200ml)飲むより多くのカルシウムを摂取できるそうです!食事摂取基準では、1日に約600mgのカルシウムを食品でとる必要があるとされています。
男性で14%、女性で20%も不足しているそうですが、1日に豆腐を3分の1丁(カルシウム86mgを含有)を食べると、足りない分が補えるのだそう!
・食物繊維
大豆に食物繊維!?と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は大豆にはきのこ類や野菜類よりも多くの食物繊維が含まれています。
同じ重さのゆでた大豆とゴボウを比べると、なんとゆでた大豆の方が食物繊維量が多いのだそう!食物繊維が多い野菜の代表であるゴボウよりも多くの食物繊維を含むということは驚きですよね。
・イソフラボン
大豆にイソフラボンが含まれることは、様々はところで紹介されていますが、イソフラボンとは、大豆胚芽に含まれるフラボノイドの一種で、女性ホルモン(エストロゲン)によく似た構造をしているため「植物エストロゲン」とも言われています。(※構造は似ていますが、作用する力は異なります。)
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大豆に含まれるイソフラボンには、コレステロールを下げる効果やがん発症の予防効果があることも多くの研究で発表されています。
イソフラボンが女性の体に良いというのはご存知の方も多いかもしれませんが、イソフラボンの効果を享受できるのは女性だけではありません!中高年の男性にも大豆食品はお勧めだそうです。
国立がん研究センターの調査によると、大豆をよく食べている61歳以上の男性では、摂取量がもっとも多いグループで、もっとも少ないグループと比べ、前立腺がんの発症が半分に減ったそうです。
さらにカナダの研究によって、大豆などの豆類を1日あたり130g食べていると、0.34kgの減量につながり、かつリバウンドしにくいことが明らかになりました。
大豆は代表的な低GI食品なので、血糖値を上げにくく、また、植物性タンパク質と脂肪酸を含み、悪玉コレステロールを減らすというメリットもあります。
研究を行ったデサウザ氏は「大豆を食べると満腹感が3割以上増え、食べ過ぎの防止にも役立つことが分かっています。1日平均130gの豆類をとっていると悪玉コレステロールが5%減り、心血管疾患のリスクが低下します。大豆などの豆類を毎日の食事に取り入れるべきです。」と指摘しています。
大豆などの豆類を食べることには、こんなにたくさんのメリットがあるにも関わらず、日本では大豆や加工品を含む「豆類」の1日の摂取量は、健康に良いとされる目安量の130gには足りていないのが現状です。
先日も「日本食には魅力がいっぱい!伝統的な日本食の良さを見直そう!」という記事をご紹介しましたが、豆腐や納豆などの代表的な日本食を毎日の食事に積極的に取り入れたいですね。
糖尿病レシピでは、ごはん/麺類からデザートまで、豆腐を使った様々なレシピをご紹介しています。
<こちらでは一部をご紹介♪>
簡単美味な豆腐なめたけ丼/豆腐の蒸し焼きしゅうまい/いちごと抹茶の簡単☆豆腐マフィン
※引用元:糖尿病ネットワーク
大豆を食事療法に活用 日本食が良い理由は「大豆を食べるから」 - 2016年04月11日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2016/025332.php
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