8月も終盤になりましたね。刺すような日差しは最近ではなくなってきましたが、スタッフの中には夏バテ気味の人もチラホラ。
夏の疲れが出てくる時期なのかもしれませんね。暑い時期がもう少し続きますが、一緒に乗り切っていきましょう!
さて、今回はおいしい食材が出回る秋が本格的に始まる前に、こちらのニュースをお届けします。
昨年2014年7月に、旧コミュニティで、「しっかり噛んで食べたい、でも『できない!』あなたの理由は何!?」というタイトルでアンケートを実施した際、ご回答者のうち約半数から「長年の早食いの習慣が変えられない」という理由を教えていただきました。
なかなか習慣を変えるのは難しいですが、今回のニュースで時間をかけて食べるメリットをあらためてご紹介します!
食事をゆっくり食べると、どんないいことがあるのでしょうか。ニュースでは研究に基づくメリットが紹介されています。
「ゆっくり食べると食事の満腹感・満足感が得やすくなる!」
食事はたっぷりと食べたい!とお考えの方も多いと思いますが、実はその感覚は、食べるスピードと関係しています。
英国ブリストル大学の研究チームは、スープを飲むスピードと、食後の満足感について調べるため2つのグループにスープをチューブで飲んでもらい、口の中に流し込むスピードを変えることで、満足感にどのような違いがあるかを確認しました。
1つ目のグループには、スープを2秒で11.8mL飲み、4秒の休憩を挟むという速いペースで飲んでもらい、2つ目のグループには、1秒で5.4mL飲み、10秒の休憩を挟むという遅いペースで飲んでもらったそう。
そして、スープを食べ終えた直後と2時間後に、空腹感を尋ねところ、遅いペースでスープを飲んだグループの方が、早いペースで飲んだグループよりも満腹感を感じていたのだそうです。
それだけではありません。「自分がどれだけの量のスープを飲んだと思うか?」という質問に対して、ゆっくりスープを飲んだグループは、早いペースで飲んだグループよりも平均108mLも、多くスープを飲んだと思っていました。
つまり、ゆっくり食べた人は、食べ終わった後で満腹感を得やすく、 実際に食べた量よりもたくさん食べた気持ちになるということが判明しました。
逆に、食べるスピードが速い人はなかなか満腹感が得られないため、より多くのカロリーを摂ってしまい、 体重が増えやすいことが過去の研究からも分かっているそうです。
・・・さて、このような結果が出た理由には「レプチン」というホルモンが関係しています。
レプチンは脳の視床下部に働きかけて満腹中枢を刺激しますが、このホルモンが脳の視床下部に伝わるのは、食事をはじめてからおよそ20分~30分後のこと。
つまり、食事に20分~30分の時間をかけてゆっくり食べて、レプチンをうまく働かせると満腹感が得やすくなって、食べる量を減らすことができるんです。
なかなか、ゆっくり食べる習慣がつかなくて・・・という方も、このメリットをご覧いただいて、少し見直してみようかなという気持ちが湧いてきていたら嬉しいです^^
また、食物繊維が豊富な食品はたくさん噛む回数があるものが多いため、早食いを防ぐことができます。また、食物繊維は、胃腸での滞留時間が長いため、満腹感が持続します。食物繊維もうまく取り入れてくださいね☆
※引用元:糖尿病ネットワーク
ゆっくり食べれば満腹感を得やすくなる 食欲を抑えるホルモンが作用 - 2015年08月12日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024005.php
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