*本投稿は、効果や効能を保証するものではございません。
*あくまでも論文の中の話です。
*みなさんの日常生活の知恵として参考にしていただければ幸いです。
今回、日焼け止めの成分について紹介していきたいと思います。
(出典:オーストラリアのQIMRベルクホーファー医学研究所、クイーンズランド大学の共同研究他)
①:なぜ、日焼け止めが重要なのか?
・日焼け止めの意識調査
(出典:Sunscreen and prevention of skin aging: a randomized trial Maria Celia B Hughes et al,Ann Intern Med
. 2013 Jun 4;158(11):781-90)
(オーストラリアのQIMRベルクホーファー医学研究所、クイーンズランド大学の共同研究)
(903名で検証)
(グループ①:日焼け止めを毎日使用した人 グループ②:任意で日焼け止めを使用した人)
→約4年後、日焼け止めを毎日使用した人の方が、皮膚の老化が約24%小さかったらしいです。
・日焼け止めの習慣が大事であると言われています。
(出典:Role of broad-spectrum sunscreen alone in the improvement of melasma area severity index (MASI) and Melasma Quality of Life Index in melasma Sarkar R et.al., J Cosmet Dermatol. 2019 Aug;18(4):1066-1073)
(インドのマウラナ・アザド医科大学)
(SPF19 PA +++、100人、1日3回、12週間検証)
②:日焼け止めの種類
(出典:化粧品開発に用いられる紫外線防御素材 ポーラー化成株式会社)
→3種類あります。
②-1:紫外線散乱剤のみ
→無機系のノンケミカルな紫外線防腐剤
→紫外線を反射、散乱させることで肌を保護
→酸化チタン、酸化亜鉛など
→2種類が良く使われています。
・紫外線散乱剤は、紫外線を散乱するだけでなく、吸収すると言われています。
→該当するのは、100nm以下のサイズの時
②-2:紫外線吸収剤のみ
→有機系のケミカルな紫外線防腐剤
→メトキシケイヒ酸エチルヘキシルなど
②-3:紫外線散乱剤+紫外線吸収剤
・3つのどれかで構成されています。
→①-1、①-2が多いです。
④:SPF、PAの意味
(出典:日焼け止め化粧料の特性と有用性評価 表面科学Vol.35, No.1, pp.40-44, 2014
特集「美肌・化粧品のサイエンス」株式会社コーセー)
④-1:SPFの意味
→紫外線の中のUVBの肌への防御の性能を示す数値
・SPF30の場合
→30分の1
→UVBのダメージを96.7%減少しているとことが言えます。
・SPF50の場合
→50分の1
→UVBのダメージを98%減少しているとことが言えます。
④-2:PAの意味
(出典:Sun Protection Test Methods —Current Situation and Future Issues of Measurement and Labeling of SPF and PA— 日本香粧品学会誌 Vol. 41, No. 1, pp. 44–48 (2017))
(資生堂)
→紫外線の中のUVAの肌の奥への防御の性能
→4段階の表示がある
・PAの重要性
(出典:Sunscreening Agents Latha MS et.al., J Clin Aesthet Dermatol. 2013 Jan;6(1):16–26)
(インドのDr. Reddy's Laboratories)
→UVAの量が少なくとも、皮膚に影響を及ぼし、シワの増加につながる可能性があると言われています。。
⑤:まとめ【論文上の話】
・日焼け止めの重要性を紹介しています。
→日焼け止めの習慣が大切であると言われています。
・紫外線防御対策とビタミンDのバランスは、とても難しい問題です。
・日焼け止めには三種類ある
→紫外線散乱剤のみ、紫外線吸収剤のみ、紫外線散乱剤+紫外線吸収剤
・SPFの意味
→UVBのダメージを〇〇%減少させる意味
・PAの意味
→紫外線の中のUVAの肌の奥への防御の性能
→4段階の表示がある
・何より肌との相性が大切
→人によって、あうあわないかが激しいアイテムらしいです。
約12時間前