*本投稿は、あくまで、みなさんの日常生活の知恵として参考にしていただければ幸いです。
皆さん、歯垢(プラーク)と歯石について、どのように思われていますか。
言葉の違いで同じ意味だろうと思っている方おられますか。
今回は、プラークとは、歯石とは、その違いについて説明していきたいと思います。
①:プラークとは、歯の表面や裏側などに付着する細菌を含む塊です。歯垢の別名がプラークです。
細菌が歯を溶かす酸や病原性物質を作るため、むし歯など歯の中の病気の原因になります。
ヌルヌルして粘着性があるため歯に強く付着します。
放置すると虫歯以外に、歯や歯ぐきなどの歯全体の健康状態を損なう原因となります。
*プラークが付きやすい箇所として、歯と歯の間、歯と歯茎の境目、奥歯の溝などは要注意です。
②:プラークはなぜ臭い!!口臭の原因??
プラークは、口臭の原因となることもあります。
プラーク内の歯周病菌はタンパク質などのエサを分解する際に、
「メチルメルカプタン」、「硫化水素」といった成分の悪臭を発生させます。
メチルメルカプタン:腐った魚のような臭い
硫化水素:腐った卵のような臭い
とも言われています。
③:歯垢がつきやすい人の特徴
・しっかりと歯が磨けていない人
・歯並びが悪い人
・歯列矯正中の人
・甘いおやつを食べる人
などです。
④:歯垢と歯石の違いについて
歯石とは、歯の表面や裏側にプラークが石のように固く固まった状態のことを示します。
プラークから、どのくらいの時間で歯石になるのか・・・
→プラークが沈着してから2日〜14日で石灰化が始まると言われています。
この石灰化は、8日〜15日で落ち着き、石のように硬い歯石となるのです。
⑤:歯石がつきやすい場所について
一般的に言われているのが、下の前歯の裏側、上の奥歯の表側などです。
⑥:歯石は歯磨きでは除去できない
歯石は歯ブラシで除去できないので、歯科医に相談しましょう。
歯石を除去するスケーラーというものがあります。手用スケーラーと超音波スケーラーというものらしいです。
以上です。
いかがでしょうか。
プラークと歯石の違いについて、疑問を解決できましたか?
それでは、また次回の投稿でお会いしましょう。
2023/09/02