*本投稿は、効果や効能を保証するものではございません。
あくまで、みなさんの日常生活の知恵として参考にしていただければ幸いです。
栗(くり)はお好きですか?
秋の味覚の代表的な果実ですね。
今回は栗についてご紹介していきたいと思います。
①:序論
栗は、でんぷん、ビタミンC、カリウム、食物繊維、亜鉛、ビタミンB群などが豊富に含んでいます。
ビタミンCはでんぷんに包まれているため、加熱しても壊れにくいという特徴を持ちます。
(=以前紹介したさつまいもと同様の効果です。)
また、強力な抗酸化作用を持つタンニンという成分を含んでいます。老化防止効果も期待できると言われています。
②:栗に含まれる成分と性質
栗の果実に含まれる成分の4割程度はでんぷんで構成されています。
でんぷんは体内でエネルギー源となる栄養素です。
ビタミンCは熱に弱い性質があります。本来なら加熱すると失われやすい栄養素です。
含まれているビタミンCはでんぷんに包まれているため、加熱による損失はほとんどないと言われています。
栗の果実はりんごの約8倍ものビタミンCを含んでいると言われており、嬉しいですね。
③:タンニン
タンニンとは、ポリフェノールの一種です。
栗を食べた際、口に入れると強い渋みを感じることあると思いますが、タンニンが関係しています。
強力な抗酸化作用があり、老化防止効果、生活習慣病の予防などに良いと言われています。
*1点注意しなければならないことがあります。
タンニンには体内での鉄の吸収率を下げる働きがあります。
鉄不足を気にしている方は、渋皮を取り除いて食べた方が効果的であると言われています。
ただし、鉄の摂取が十分な成人では、お茶に含まれているタンニンを鉄の栄養状態を減少させる証拠はないと言われています。あくまでもお茶の話で、栗の皮に含まれているタンニンではございません。
④:栗の効果
④ー1:美肌効果
栗の果実には、美肌効果を持つビタミンCが豊富です。
→ビタミンCはコラーゲンの生成に欠かせない成分であること、
→シミの原因であるメラニン色素の生成を抑制する働きがあります。
④-2:免疫力を高める効果
免疫力が低下すると、風邪をひきやすく、インフルエンザなどの感染症にかかりやすくなる傾向があります。
また、アレルギー症状、生活習慣病などを起こしやすくなる傾向もあります。
→栗の果実のビタミンCには、免疫力の強化が期待できると言われていますね!
④ー3:肥満を予防する効果
栗に含まれる食物繊維が含まれており、腸内に余分なものを残さないよう便通を整える働きがあります。
→そのことより、肥満の予防に良いと言われています。
以上です。
栗についていかがでしょうか。
栗の果実に含まれているビタミンC、でんぷんの量の多さには魅力的ですね。
タンニンの成分は素晴らしいですが、鉄不足を気にしている方は皮を取り除いて食べた方が良いですね。
それでは、また次回の投稿でお会いしましょう。
2023/10/06