商品での健康提案はもちろん、社員の健康増進にも取り組むサンスターは、経済産業省が「社員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践する企業」を評価する「健康経営優良法人(ホワイト500)」の認定を受けています。
取り組みの中でも特に個性的なのが、福利厚生施設の「心身健康道場」。健康診断で生活習慣病のリスクを指摘された社員はここに体験入門し、2泊3日、独自の健康法を実践。食事・身体・心のバランスを整えるきっかけを作ります。ここで取り入れている入浴法や食事法など、これまでもいろいろお伝えしてきましたが、今回は社員に人気の高い「健康道場弁当」をご紹介したいと思います。
1998年12月にスタートした「健康道場弁当」が食べられるのは、関西にあるサンスターの3事業所(今橋、朝日町、土室)の社員と道場の研修者。1ヶ月分の献立表と申し込み表があり、社員の場合は1週間前までに週単位で申し込むと、健康道場の厨房で作られたお弁当が、ランチタイムまでに届くという仕組みです。
1名の栄養士を含むスタッフ6名で作るお弁当は、冷凍食品などを使わず、その日に調理するため1日限定60食。心身健康道場の考え方に基づき、肉・卵・乳製品は一切不使用の玄米菜食のお弁当です。野菜たっぷりで、調理法を工夫した凍り豆腐やこんにゃくなどで食べごたえがしっかりあるのに1食600キロカロリー以下。しかも1食約500円とお手頃価格なため、社員や研修者からも大人気なんです。
そんな満足度が高い大人気のお弁当を企画しているのが、スタッフでもっとも長い15年のキャリアを持つ山本貴子さん。彼女がメニューのたたき台を作り、それを栄養士を含む全スタッフで検討し、最終決定しています。玄米や野菜や豆類、豆腐やこんにゃくだけでいかにおいしく食べごたえを出すかを常に意識し、煮る、焼く、揚げるなどさまざまな調理法を工夫。豆腐を凍らせてから解凍することでミンチ肉のような食感を出したり、彩りに配慮したり、季節を感じてもらうために旬の野菜を使ったり。きめ細かな工夫がたっぷり詰め込まれています。
ちなみに、社員から「ボリュームがあっておいしい!」と人気なのは「車麩のカツ」や、先ほどの凍り豆腐を使った「道場唐揚げ」。健康道場弁当を続けている社員からは、「お通じがよくなった」「1ヶ月で1キロ痩せた」というような感想がしょっちゅう届くのだとか。低カロリーはもちろん、玄米なのでよく噛むことで満腹を感じ間食しなくなることなども影響しているようです。ちなみに毎日試食をしている山本さんも、体重は20代の頃から2キロ程度増えただけで体調良好!毎日元気にお弁当を作ってくれています。
「健康道場弁当」を知って「食べてみたい!」と思った方もきっと多いですよね。そんな方に朗報です。
心身健康道場では、一般の方のための体験会も開催しています。もちろん「健康道場弁当」も食べられます!興味のある方は健康道場ツアーのご紹介記事や、心身健康道場体験会の 今後の日程をチェックしてみてくださいね。