世界各国のオーラルケアの違いをご紹介している、人気記事。アメリカ編、ヨーロッパ編、台湾編に続く第4弾は韓国編です。
日本のお隣・韓国の歯みがき事情について、約7年間ほぼ毎月韓国に出張しているというサンスター社員に聞いてみました!
韓国のハブラシの特徴はというと、これまで紹介した国や地域と同じように、ヘッドの大きなものが主流なのだそう。ヘッドの小さなハブラシを好んで使っているのは私たち日本人だけなのかしら…?
市場全体で特徴的なのが、電動ハブラシの普及状況。600~700億円と言われる韓国のオーラルケアマーケットにおいて、電動ハブラシは90億円ものシェアを占めているのだそう。これは日本では考えられないほど高いシェアで、お年寄りから若い世代まで電動ハブラシを使用していることが推測できます。
ちなみに、電動ハブラシはアメリカのメーカーのものが一番人気なんですって。
韓国で発売しているサンスターの歯間清掃具の中では、フロスや歯間ブラシよりも、ゴムタイプのソフトピックが人気。大型スーパーをはじめ歯科医院でもよく売れています。
韓国といえば韓国コスメや整形など美容大国として知られていますが、歯に関してはどうなのでしょうか。
韓国には、エステセンターと呼ばれる美容にまつわるお店が集まる建物があり、その中に審美歯科が入っていることもあるのだそう。やはり歯のケアも美容の一部と考えられているんですね。
美意識の高い韓国人女性の間では、顎を整形する際にインプラントで下の歯をすべて入れ替えてしまうといった大掛かりな手術も珍しくないのだとか。
日本の半分くらいの費用で受けられるので、インプラントの症例数が60万件で世界一というのも納得ですね。
東京から2時間ちょっとで行けるほど近い国なのに、オーラルケアへの意識が日本とこんなにも違うとは、驚きですね!