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2019/06/28

がん治療中の口臭の原因、対策(お口由来のもの)

がん治療とお口のトラブルには密接な関係があります。口腔ケアと全身の健康に関する研究を続けてきたサンスターは、がん治療における口腔ケアの重要性に着目し、医療関係者や患者さんの意見をくみあげた、口腔ケアの研究開発や情報発信に取り組んでいます。 がんとたたかう方のお役に少しでも立てるよう、お口の悩みを軽減するための口腔ケア関連の情報を提供しております。

監修/溝口奈菜(みぞぐち なな)
サンスター株式会社 静岡研究所 歯科衛生士。お口のケアに関するリーフレットの作成や、がん患者さん・医療従事者向けのセミナーでの指導を行っている。

人と暮らす中で、自分や他人の口臭は気になるものです。お口由来の口臭にはいくつかの原因があります。特にがん治療中は、カラダやこころの状態によってお口のセルフケアが十分できなくなる場合があります。ポイントをおさえて効果的にケアしていきましょう。

むし歯や歯周病

むし歯や歯周病は歯を失う原因となるだけでなく、口臭の原因にもなります。がん治療中は体力の低下や唾液の減少により、むし歯や歯周病が悪化しやすくなります。自覚症状がないまま進行することもありますので、定期的に歯科医院での健診をおすすめします。
<対策>歯科医院での治療と定期健診 + セルフケア
セルフケアの方法についてはこちら

歯の周りや舌の汚れ

お口の中にプラーク(歯垢)や食べかすなどが残ると、それが原因で菌が繁殖してにおいが発生し、口臭に繋がります。また、歯だけでなく舌についている苔のようなもの=舌苔(ぜったい)が口臭の原因になることもあります。舌苔は舌のはがれ落ちた細胞、食べかす、血球などからできてあり、細菌が発生するもととなります。舌は傷つきやすいので、専用の舌ブラシやスポンジブラシなどを使ってやさしくケアしましょう。
<対策>毎食後の歯みがきやうがい + 1日1回の舌ケア

お口の乾燥

抗がん剤やお口周辺への放射線治療により、唾液が出にくい状態になることがあります。唾液には、自浄(汚れを洗い流す)作用などのはたらきがあり、唾液が出にくくなることで口臭の原因菌が繁殖しやすくなります。
<対策>口腔保湿剤やうがいでお口の潤いを補う

お口のケア(保湿・低刺激)に、バトラーお口のケアシリーズ
 

プロフェッショナルの視点から開発され、弱ったお口の中にやさしい低刺激タイプや、乾いたお口を保湿するタイプなど、お口のケアに適した商品ラインアップを取り揃えました。

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