これから秋にかけては、外での活動が楽しい時期!健康のためにウォーキングをはじめようという方もいらっしゃるかもしれませんね。スポーツ庁が出した国民の健康増進のためのプロジェクト 「FUN+WALK PROJECT」では、毎日のウォーキング量の目安は8000歩。これは、成人男女の平均歩数にプラス1000歩程度を目標としているそうです。1000歩=約10分程度のウォーキングなので、通勤時間にひと駅分歩くなどで十分にまかなえる運動量なのだとか。
とはいっても、実際に歩いてみると、この8000歩は意外とハード。足の痛みやトラブルを感じることもありますよね。原因は、靴擦れ、タコ、巻き爪、ハンマートゥなど人によってさまざまですが、日本では足のトラブルを診察してくれる病院などが少ないため、放っておいて症状が重くなる方も多いよう。足のトラブルのせいで、もっとも手軽な健康法ともいえるウォーキングを諦めなければいけないのは、ちょっともったいない気がしませんか?
実は、足のトラブルやケアに関して、日本は欧米に比べて遅れ気味。靴を履く歴史が長い欧米では、「ポダイアトリー(Podiatry)」日本語で言う足病学が発展していて、病院には耳鼻科や歯科と同様に「足科」という専門外来があるのだとか。しかも普段からフットケアへの意識も高いそうなのです。フットケアというと日本では、リラクゼーションや美容のためのものと思われがちですが、そろそろその感覚からは卒業!足のせいで動きを制限されたり、運動不足になったりしないために、つまりは健康のためにも、足にもっと注目しましょう。
まずは普段から足の状態をよくチェックして、気になることや変化があったら専門機関に相談。もちろん、まだまだ「ポダイアトリー科(足科)」がある病院は少ないのが現状ですが、皮膚科や内科などに相談するとアドバイスを受けることができますよ。また、フットケアサロンなどでは巻き爪のケアなどをしてくれるところもあるので、悩みがある方は積極的に活用してみましょう。
足のトラブルが少なくなると、きっともっと歩きたくなるはず!いつもの靴をスニーカーやウォーキングシューズに履きかえて、この秋は元気に「毎日8000歩」を目指しましょう。