コラム
2018/10/02

歯医者さん教えて!第1弾 毎日のオーラルケア編

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読者のお悩みに、歯医者さんが答えます!

クラブサンスターでは、5月の「トークルーム」で、みなさんから歯に関するお悩みを募集しました。たくさんの投稿ありがとうございました!

お寄せいただいたお悩みの中から「歯間ブラシ」「ステイン」「知覚過敏」に関する3つをピックアップして、サンスター千里歯科診療所の宮本先生に答えてもらいました!
今回は、毎日のオーラルケアに関するお悩みです。

歯間ブラシはいつ使うの?

Q. 歯間ブラシを使うのは、歯みがきの前と後どちらがいいのですか?私は歯みがきの前と後、2回歯間ブラシを使っているのですが、多すぎますか?

A. 決まりはないのですが、歯間ブラシは歯ブラシの補助的な役割なので、歯みがきの後に使うのが主流です。でも、歯みがきの前に使いたいという方は、それでもOK。まったくやらないよりは、もちろんやった方がよいですから。
ただ、歯みがきの前と後に2回も使うのは多すぎます。歯やハグキを傷つけてしまうことがあるので、1回で十分です。歯間ブラシを2回使うより、歯間ブラシ1回+洗口液など、異なるアイテムを使ってみることをおすすめします。

ステイン予防のコツは?

Q. 歯のステイン(着色汚れ)が気になっています。コーヒーやお茶を飲んだ後、お口をすすぐだけでも多少はステインを防ぐことができますか?

A. コーヒーやお茶、赤ワインなどステインがつきやすい飲み物を飲んだとき、直後(5分後など)なら、すすがないよりは効果があると思います。もちろん歯みがきをする方がより効果が高いです。また、少しずつゆっくり飲むと着色しやすいので、あまり時間をかけないで飲む方がステイン予防になりますよ。
それから、ドライマウスだとステインがつきやすいので注意しましょう。また、歯は唾液に由来する「ペリクル」という薄い膜で覆われています。歯みがき後や歯科でのクリーニング後は、ペリクルがはがれていてステインがつきやすい状態。30分ほどは着色しやすいものを飲まない方が良いですよ。

知覚過敏を治したい!

Q. 知覚過敏がひどいです。ハブラシを当てると痛くてちゃんと磨けないし、外出のときはなかなかお口のケアもできません。どうしたら知覚過敏が治るのか知りたいです!

A. 知覚過敏は、くさび状欠損(摩耗により象牙質が露出する)や、歯みがきのしすぎなどによって起こります。特に歯みがきの圧が強すぎたり、長時間みがきすぎることが原因の場合が多いのです。
対処法として、歯科医院ではシミどめの薬を歯に塗ったり、くさび状欠損ならつめもので対応することもあります。セルフケアでは、歯みがきのとき圧をかけすぎない、やわらかめのハブラシを使う、知覚過敏用のペーストを使うなどの対処をしてみてください。また、朝晩歯みがきしていれば、外出時は無理にケアしなくても大丈夫です。
知覚過敏は、症状によっては治る場合もあります。いずれにしても歯科医院で原因を突き止めて、対応することが大切です。

次回、第2弾は「加齢によるお口の変化にまつわるお悩み」にお答えします。


 
監修/宮本えり子(みやもと えりこ)
一般財団法人サンスター財団附属千里歯科診療所 所属。小児歯科出身。専門は小児歯科。子どもとその家族が生涯にわたって健康なお口を維持できるように、子育て経験を活かし、優しく丁寧な治療にあたる。
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