歯間ブラシやデンタルリンスの使用、歯科医院での定期的なスケーリングと、しっかりケアされているのですね!
まず、口臭の原因には①お口の病気やトラブルが原因の口臭と②生理的口臭があります。
①お口の病気やトラブルが原因の口臭
歯周病やむし歯、舌に付いた舌苔(ぜったい)などが原因の口臭です。歯周病やむし歯の対策はしっかりされているかもしれませんが、舌の状態はいかがでしょうか。
私たちがいわゆる「口臭」として認識しているものは揮発性硫黄化合物(VSO)というガスですが、VSCの約6割は舌苔で作られると言われています。舌は繊細ですので舌みがきにはやわらかい素材の舌ブラシを使って、1日1回程度、やさしくケアされることをおすすめします。また、歯間ブラシとデンタルリンスも、出来れば毎食後に使用されるとよいでしょう。
また、ドライマウスといって、ストレスや薬の副作用などで唾液が産生しにくくなるために起きる「お口の乾燥」も口臭の原因になります。お口が乾く、パンなど乾いたものが食べづらいといったことがあったらドライマウスも考えられますので、歯科医院で相談されるとよいでしょう。
②生理的口臭
朝起きた時や空腹時、緊張した時にでやすくなります。これはいずれも唾液の分泌が低下している時で、唾液の分泌が低下すると、お口の細菌が増殖しやすく口臭が強くなります。このような時は水でお口をすすぐだけでも一時的ににおいを和らげることが出来ます。
次回の歯科医院受診時に歯科医師・歯科衛生士に相談してみてください。
2023/04/24 16:18