「歯の柔らかさとむし歯の関係」や「歯を丈夫にする方法」についてのご質問ですね。
まず、前提としてむし歯になる条件についてお話します。
むし歯の発生は、①細菌➁歯質➂食事(糖)の3つの要素が重なり、その重なった状態で④時間が経過することで生じます。
そのため「歯質」もむし歯のなりやすさには影響しますが、それだけが原因でなるわけではないのです。
その上で「歯質」についてご説明します。一概に、歯が柔らかい方全員がむし歯になりやすいとは言い切れませんが、むし歯菌に弱い歯質である可能性が高いです。
しかし、「歯質」は生まれつきのまま改善できないわけではありません。歯質を改善=歯を丈夫にするには、フッ素の活用が有効です。フッ素配合のハミガキや洗口液をご使用いただくこと、歯科医院で濃度の高いフッ素の塗布をうけられることをおすすめします。
むし歯菌を減らすために正しい歯みがき方法でプラーク(歯垢)を残さないようにすることと、フッ素ケアの両輪で取り組むことが大切です。
2023/05/12 10:24