歯周病とは、プラーク(歯垢)に潜んでいる歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、徐々に歯を支える組織を破壊していく細菌感染症です。はっきりした自覚症状がないまま静かに進行し、いつの間にか歯を失うほどに悪化してしまうこともあります。
また、お口の症状だけでなく、全身にも様々な悪影響を及ぼすことが分かっています。実際に、「糖尿病」「アルツハイマー」「心疾患・心筋梗塞」などと歯周病の関連が既に報告されています。また近年では「大腸がん」との関係についても研究者から論文報告がされています。
一方、知覚過敏は冷たいものや熱いもの、甘いものやすっぱいものがしみる症状です。歯周病や加齢によって歯ぐきが下がってきたり、エナメル質が摩耗すると象牙質が露出してしまいます。象牙質には神経まで通じる小さな穴が開いているので、冷たいものなどの刺激を痛みのように感じます。
こちらのコラムでも歯周病菌と全身のリスクについて紹介していますのでぜひご覧ください。
2023/04/24 16:25