歯周病予防に重要なのは、細菌コントロールです。殺菌剤のCPC(塩化セチルピリジニウム)は、歯周病予防のハミガキにも使用されていて、口の中の細菌を殺菌し、歯への付着を抑える働きがあります。
一方で、むし歯予防にはフッ素が有効です。日本で発売されているハミガキのほとんどに〝フッ素〟が配合されています。2種類のハミガキをご使用される際は、例えば、食後はフッ素入りのハミガキ、就寝前は寝ている間の歯周病菌の増殖を抑える目的で歯周病予防のハミガキというように、使い分けていただくことをおすすめします。ハミガキの有効成分はうがいを繰り返すほど流されていくので、歯みがき後は少なめの水でブクブクと1回だけすすぐと良いでしょう。
2023/06/07 09:59