クリスマスシーズンがやってきました!この時期はケーキやチキンなど、おいしそうな食べ物に誘惑されることも多いですよね。
そこで今週は、おいしいディナーの食べ過ぎを注意していただくために、こちらのニュースをお届けします。
皆さんの中には、普段、バターや脂肪分の多いお肉などを摂り過ぎないよう注意している方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。
バターやチーズ、赤身の肉、ベーコンやハムなど、動物性の脂には「飽和脂肪酸」が多く含まれていて、この飽和脂肪酸を摂り過ぎないことが心臓疾患の予防に良いということが分かっています。
では、バターや肉類を控えて、飽和脂肪酸の摂取量を減らしたとき、皆さんは減らしたカロリーを補うために何を食べていますか?
「お肉を少なめにしたから、その分、白米を少し多めに食べよう♪」とごはんやパンなど精製された炭水化物を食べてしまうことってありませんか?
しかし、飽和脂肪酸を減らせば、減らした分のカロリーを何から補ってもいいわけではないのです!この事実は、ハーバード大学院が13万人を対象に24年間の追跡研究を行った調査で明らかになりました。
調査では4年ごとに、過去1年間に食べた食品の量や種類、頻度などに加えて、調理やドレッシングに使用する食用油の種類などをアンケートで聞き、あわせて血液検査で、コレステロール値を調べたそうです。
その結果、バターや肉に含まれる飽和脂肪酸を下記のような食材に置き換えると、心臓疾患の発症リスクが以下のように減少するという結果が確認されました。
●多価不飽和脂肪酸を多く含む食材に変えると25%減少
例:サフラワー油、ひまわり油、しそ油、くるみ、松の実やごまなど
●一価不飽和脂肪酸を多い食材に変えると15%減少
例:オリーブ油、サフラワー油、アーモンドやマカダミアなどのナッツ類
●精製穀類を全粒穀物に置き換えると9%減少
例:玄米や雑穀など
つまり、飽和脂肪酸を減らして、減らした分のカロリーを補うときに、皆さんに選んでいただきたい食材はこちらです↓↓
野菜や果物、全粒穀物、ナッツ・大豆、魚、適量の乳製品(低脂肪や無脂肪のものを選ぶと効果的)
心臓疾患の予防のためには、飽和脂肪酸の摂取量を減らすだけでなく、雑穀や全粒粉を毎日の生活に取り入れたり、調理方法や使用する料理に合わせて、質の良い油を使い分けることが大切なのだそう。
これなら無理なくできそうだと思いましたが、皆さんはいかがですか?
最近、さまざまな油が登場してきていることもあって私も今度、お店の油の棚をチェックしてみたいなと思いました^^
※引用元:糖尿病ネットワーク
バターや肉の脂肪は心臓に悪い 代わりに食べると良い食品が判明 - 2015年10月16日
http://www.dm-net.co.jp/calendar/2015/024292.php
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