通勤中も、食事中も、お風呂の中も、布団の中でも…。1日中スマホが手放せなくなっていませんか?スマホが生活の一部になってから、目の疲れや不調を実感している人も多いのではないでしょうか。
スマホのLEDディスプレイから発生するブルーライトは、人体にさまざまな影響を与えることが懸念されています。そのひとつが、目の疲れや痛みです。ブルーライトを浴び続けると、レンズの役割をする水晶体の調整を行う毛様体筋が凝り固まってしまうのが要因と考えられています。
また「老眼」といえば、40代頃から始まる老化現象というイメージですが、近年20代~30代の若い世代に、近くのものを見るときにピントが合いづらいといった「老眼のような症状」を訴える人が増えているそうです。スマホの小さな画面を近くで見続け、目を酷使することが原因と考えられることから、「スマホ老眼」と呼ばれています。
下記のような症状に心当たりがある人は、できる限りスマホの使用時間を減らすなど、使い方を見直した方がいいかもしれませんよ。
目の疲れや痛み、「スマホ老眼」の症状などを感じたら、簡単なストレッチやマッサージをしてみましょう。
●まばたきを増やす
スマホやパソコンを凝視していると、まばたきが少なくなる傾向があります。まばたきを増やしてまぶたの筋肉に収縮を起こし、涙液で目に薄い膜をつくると、眼球の保護や疲れ目の予防に役立ちます。
●目のストレッチ
目の周りの筋肉をほぐすため、目から50㎝程度のところに人差し指を立て、上下左右に動かしてその動きを目で追います。目の周りの筋肉が緩み、血流も改善。1時間に1回程度、意識的に実践しましょう。
●目のマッサージ
眼精疲労に効くツボをやさしくマッサージすると、目の周りの筋肉の血流が回復する効果があります。特に眉毛の開始点の下にあるくぼみのツボ「晴明(せいめい)」は効果大。親指の腹で押し込むように5秒間押さえる→離すを繰り返しましょう。目尻とこめかみの間の「太陽」を指の腹で回すようにマッサージするのも効果的です。
食事やサプリで、目の疲れ予防や血流促進効果がある食材を摂り入れてみるのもオススメです。
意識して習慣的に摂るように心がけましょう。
連絡するときだけではなく、調べ物や読み物、時間つぶしのゲームなど、ついついスマホを長時間使ってしまう毎日ですが、マッサージや食事の工夫などで、大切な目を労ってあげたいですね。