「あれっ、今、もしかすると私のお口、におってるかも…」。そんな風に自分の口臭が気になったことはありませんか。もしかすると、その口臭は「菌」が関係しているかもしれません。今回は、色々な口臭の原因となる菌の中から、歯周病菌に着目し、ライター自らが“歯周病菌が発するにおい”をかいで、菌とにおいの関係に迫りました。
監修者プロフィール
- 西村佳祐(にしむら けいすけ)
- サンスター株式会社 研究開発統括部 オーラルケアイノベーション研究開発部所属。GUMブランドの液体ハミガキ・洗口液の商品開発を担当。
歯周病菌が発するにおいの秘密とは?
これが今回の企画の主役…!
今回は「歯周病菌のにおい?」をかがせてもらうことになりました。歯周病菌といえば、お口の中の菌ですよね。どんなにおいなのか、ドキドキしているのですが…。そもそも、歯周病菌ににおいがあるんですか?
正確には、歯周病菌自体がにおうのではなく、歯周病菌が発するガスのにおいになります。また、歯周病菌というのも、歯周病の原因となる菌の総称です。
なるほど!歯周病の原因となるさまざまな菌が発生させる物質のにおいということですね。それは口臭とも関係があるんですか?
はい。食べ物やタバコなど一過性のものを除いて、口臭の多くは「菌」の活動と関係しています。通常、お口の中には歯周病菌に限らずさまざまな菌がいます。その代謝活動から生じた化学物質が口臭の主な原因なんです。
口内細菌由来の口臭発生のメカニズム
ははぁ~。私達が、ご飯を食べた後におならをするイメージですね。
確かに、菌が栄養をとり込む副産物として、おならのようなガスが発生しているとイメージするとわかりやすいかもしれません。そして、私達は、菌の代謝活動によって生まれた「揮発性硫黄化合物」(VSC)というガスを、強い口臭として認識しているんです。
ちなみに、VSCには、主に次の3種類が挙げられます。
■硫化水素…もっともポピュラーな口臭。常に高濃度で検出されるガスで「生理的口臭」の原因物質とされています。
■メチルメルカプタン…これも高濃度で検出される物質です。特に、歯周病の場合は、メチルメルカプタンが硫化水素とともに検出されることが多いといわれています。
■ジメチルサルファイド…検出される濃度は上のふたつのガスよりは低いですが、歯周病の場合には、これも高くなるといわれています。
たくさんの種類の口腔内細菌がこのVSCを作るのですが、とりわけ歯周病菌はVSCを作る能力が高いことでも知られています。
ガム・ウェルプラス デンタルリンスは、歯周病菌が
〇〇〇細胞の中に入り込むのをブロックする処方!
〇〇〇に入るのは?
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実際に、どんなにおいか試してみたら…
封を開けて、サンプルを取り出し、においを嗅ぎます。
なるほど…。なかなか手ごわそうなにおいな気がしてきました。では早速、準備していただいたサンプルを試してみたいと思います。これはっ…!s♪%@y#%%Z。
歯周病菌が発するにおいは、一般的には「腐ったタマネギ」によく例えられますけれど…。
腐ったタマネギ…。確かに、何かが腐ったにおいに近いかもしれません…。嗅いだ瞬間に、カラダがリアルにのけぞるほどの強烈なにおいでした。歯周病菌の“おなら”恐るべしです!
今、かがせていただいたサンプルは、普段、研究か何かで使っているものなんですか。
これ以上、ビンを近づけて嗅ぐことができませんでした…
普段から私達も実験で、歯周病菌はよく使うので培養しているんです。菌を増やすために、培養液には、タンパク質や栄養が含まれているので、歯周病菌から発生したガスのにおいがしっかり残ります。その培養液から歯周病菌を取り除いて作成したのが、今回お渡ししたサンプルです。
みなさんも、これまで一度はかいだことのあるにおいですよね。これまで口臭キツイな、と思った人の中には、同じにおいのする人がいたのではないでしょうか?
気になるお口のにおい、ケアのポイントは?
確かにそんな経験があったかも…。あらためて、お口のエチケットは大事だなと思いました。口臭を予防するためのポイント、教えていただけますか?
先ほどお伝えしたように、口臭は、お口の中の菌が関係しているケースがほとんどです。まずは菌が繁殖しないようお口の中の乾燥を防ぎましょう。口呼吸だとお口が乾燥しやすくなるので鼻呼吸を意識すること、こまめに水分をとるのがポイントです。また、お口の中を清潔に保つようにしてください。
お口の中の菌が増えないよう乾燥を避けたり、清潔に保つことが重要なんですね。口臭が発生する前にケアできること、ほかにもありますか?
殺菌剤入りのデンタルリンスで歯周病菌を減らして口臭を予防する方法があります。
お口の環境を整えるのはもちろん、歯周病菌にアプローチするわけですね。
特に、「ガム・ウェルプラス デンタルリンス」は、歯周病菌の住処に着目した処方になっています。実は歯周病菌はプラーク(歯垢)の中だけではなく、ハグキ細胞の中にも侵入して潜んでいることがわかっています。そしてこのような住処に隠れてしまうと殺菌成分が届きにくくなってしまうんです。ガム・ウェルプラスデンタルリンスならば、プラークを分散しやすくし、さらに歯周病菌がハグキ細胞の中に入り込むのをブロックする処方となっているので、より積極的な歯周病菌に対するアプローチが可能です。
デンタルリンスは、ハミガキのように、ブラッシングの時に使うものですよね。ペーストタイプと何か違いがあったりするんですか?
液体であるデンタルリンスは、お口の隅々まで行き渡ってコーティングし、長時間菌の増殖を抑えるメリットがあります。一方、ペーストは清掃剤入りで歯の汚れを落とすのに有効です。寝ている間は、唾液の量が減って菌が増殖しやすい時間帯が続きますので、例えば夜はデンタルリンス、朝はペーストといった形で使い分けいただくのもいいかもしれません。
長時間、殺菌作用が持続するのが、ガム・ウェルプラス デンタルリンスの特徴なんですね。歯みがきで口臭予防をする意味では、人に会う前なんかに使うのもよさそうです。
今回は“歯周病菌が発するにおい”を直にかぐというなかなかできない経験をさせていただきました。教えていただいた口臭予防のポイントをこれから意識したいと思います。本日は、どうもありがとうございました!
気になる口臭、予防するなら!
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