毎日の歯みがき習慣に、デンタルフロスや歯間ブラシなど歯間ケアを取り入れていますか?歯間ケアをすると、歯みがきだけでは落としきれない汚れを落とすことができ、虫歯や歯周病に対する大きな予防効果が期待できます。
この記事では、いまさら聞けない「歯間ケアの基本」総まとめ!デンタルフロス・歯間ブラシの正しい選び方や使い方を覚えて、歯間ケアを習慣づけましょう!
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歯みがきだけでは、口の中に多くプラークが残ってしまっている可能性が高い!
歯みがきをしていても、お口の中がネバネバする、歯と歯の間にものがはさまる、口臭が強くなっている気がする。そんな心当たりはありませんか。
もしかしたら、お口のトラブルの原因となるプラーク(歯垢)を十分に落としきれないていないかもしれません。
プラークは、歯とハグキの溝や歯と歯の間にたまりやすい性質を持ち、ブラッシングだけでは十分に落としきることはできません。実際、ハブラシで歯間部のプラークを除去できるのは約6割にとどまる一方、ハブラシにデンタルフロスや歯間ブラシといった歯間清掃具を併用することで約8割と、効果的に除去できることがわかっています。
そのため、毎日の歯みがきに加えて、デンタルフロスや歯間ブラシでしっかりプラークを取り除くことが大切です。
●デンタルフロスとは?
デンタルフロスとは細い糸が何重にもなっている糸状の歯間清掃具のこと。歯と歯の間の汚れを除去するために使用します。
特に歯と歯の間が狭く、食べカスなどが詰まりやすい方におすすめです。
●歯間ブラシとは?
デンタルフロスと同じく、歯と歯の間のプラークをとる歯間清掃具ですが、より歯と歯の間の広いところ、すき間が比較的大きいところに用いられることが多い用具です。ゴムタイプとワイヤータイプがあります。
▼ハブラシ以外に、歯間清掃具を併用しよう! より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/2965/
デンタルフロスや歯間ブラシは定期的に交換しよう!
デンタルフロスやゴムタイプの歯間ブラシは1回使い切りが基本です。
一方、ワイヤータイプの歯間ブラシは繰り返し使えます。使い終わったら、都度、水で洗って、風通しのよいところで保管しましょう。毛が乱れたり、ワイヤーが曲がりやすくなったりしてきたら交換のサイン。1日1回使用した場合、だいたい週1回を目安に交換するとよいでしょう。
▼デンタルフロスや歯間ブラシは定期的に交換しよう!より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/question/qa/goods/24/
ハブラシ→歯間清掃具→デンタルリンスの順番でお口のケアを習慣化!
オーラルケアのためのさまざまなアイテム。ハブラシと併用して、歯間清掃具をどのような順番で行えばよいか、迷ってしまうこともあるでしょう。
基本的には、ハブラシで全体の汚れを落としてから、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃具をご使用いただき、最後にデンタルリンスで仕上げを行うという流れがおすすめです。
可能であれば、毎日1回はデンタルフロスや歯間ブラシを使って、歯と歯の間のケアを続けてください。デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、通常の歯みがきだけでは落としきれない汚れを落とすことができ、虫歯や歯周病に対する大きな予防効果が期待できます。
▼デンタルフロスや歯間ブラシは毎日続けよう!より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/question/qa/howtobrush/904/
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/2963/
「デンタルフロス」は隙間が狭い部分、「歯間ブラシ」は隙間が広い部分に使おう!
歯と歯が接しているところや歯列不正の箇所も清掃できる「デンタルフロス」と、広い歯間部も効率的に清掃できる「歯間ブラシ」。
より効果的に歯間部を清掃するためには、歯間部の広さや歯肉の状態、前歯や奥歯など歯の位置によって、最適な道具を選んだり、使い分けたりすることが必要です。
初心者の方は、「デンタルフロス」は隙間が狭い部分、「歯間ブラシ」は隙間が広い部分と考えて使い分けるとわかりやすいでしょう。
自分にあったサイズがわからない時は、それぞれサイズの1番細いものからはじめてみてください。太すぎる歯間清掃具を無理に入れて、お口を傷つけないよう注意が必要です。
もしどれを選べばいいがわからないという方は、歯科医院で指導を受けてみるのもよいでしょう。自分に合ったデンタルフロス、歯間ブラシが見つかり、使い方までしっかり身につけられます。
▼デンタルフロスと歯間ブラシを使い分けよう!より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/935/
歯間の幅、ハグキの状態、使う場所に合わせて選ぼう!
歯と歯の間のすき間は「三角ゾーン」と呼ばれています。歯間ブラシは、この三角ゾーンと呼ばれる歯と歯の間のすき間の清掃に適しています。
素材、形、サイズ、かたさ……さまざまな種類の歯間ブラシがありますが、自分のお口の状況に応じて選ぶことが重要。より快適さや効果が得られます。
【素材】
●ワイヤータイプ
歯科医院でスタンダートなワイヤータイプ。複数の毛でよりプラークをからめとることができます。ただ、ハグキに当たった時にちくっとする、金属の味が苦手などの理由で、使用をやめてしまうという方も。サイズを間違うとハグキを傷つけてしまうこともあるので、歯間ブラシに慣れてきたら使用するとよいでしょう。
●ゴムタイプ
ワイヤータイプよりやさしい使い心地で、初心者の方にも使いやすいゴムタイプ。ハグキへのアタリがやわらかいので、無理なく、使いやすいのが特徴です。ハグキの血行を良くするマッサージにも使えます。
【形】
歯間ブラシの持ち手には「I字」と「L字」があります。それぞれケアする場所によって使い分けることができます。
●I字型
前歯の歯間部の汚れが気になる方に。
●L字型
奥歯の歯間部の汚れが気になる方に。
【サイズ】
最適なサイズを自分で見極めるのは難しいですが、例えばガムの歯間ブラシなら、SSSからLまで5段階ものサイズが展開されています。
この場合、まずはSSSサイズのような小さめなものを選ぶことをおすすめします。1番小さいサイズでもきつさを感じる方は、歯間ブラシより細いデンタルフロスを使ってみましょう。
前歯と奥歯でスキマの大きさが違うという方は、細いものと太めのものの2種類を使い分けるのもおすすめです。
●どの歯間ブラシを選べばいいかわからないという方は…
◎まずはゴムタイプ、1番小さいサイズから使ってみましょう。
◎前歯の歯間が気になる方は、I字型を使ってみましょう。
◎奥歯の歯間が気になる方は、L字型を使ってみましょう。
▼自分に合った歯間ブラシを選ぼう!より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/2609/
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/935/
まずは持ち手の有無でチョイス。慣れてきたら自分の好みを探そう!
デンタルフロスには大きく分けるとプラスチック製のホルダーにあらかじめフロスが取り付けられている「ホルダータイプ」と、指にフロスを巻き付けて使う「糸巻きタイプ」があります。
●ホルダータイプ
F型は前歯の歯間部の汚れが気になる方に。
Y型は奥歯の歯間部の汚れが気になる方に。
●糸巻きタイプ
初めてフロスを使用される方や歯間部が狭い方には、歯間部になめらかに挿入できるワックスタイプを。
フロスの使用に慣れてきた方や歯間部が広がってきた方には、歯との摩擦力がありプラークをかき出すアンワックスタイプがおすすめです。
初心者の方は、まずホルダータイプを使用してみましょう。ホルダータイプは使い方が簡単なので、デンタルフロスに慣れていない方でも、簡単に使うことができます。
糸巻きタイプは、最初は使い方が難しいかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。糸巻きタイプのフロスは、「ワックス付き・ワックスなしタイプ」「膨らむ・膨らまないタイプ」など、歯間部への入りやすさや使用感によりいろいろなタイプに分かれています。デンタルフロス自体の使用に慣れてきたら、より自分の好みにあったタイプを見つけるためにいろいろと試してみましょう。
●どのデンタルフロスを選べばいいかわからないという方は…
◎まずはホルダータイプを使ってみましょう。
◎慣れてきたら、より自分の好みにあったタイプを見つけましょう。
▼自分に合ったデンタルフロスを選ぼう!より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/935/
歯間ブラシの使い方をマスターして、歯と歯の間までスッキリ
歯間ブラシは、使う場所や使用するブラシのタイプによって、使い方がやや異なります。それぞれ見ていきましょう。
●I字型ブラシで前歯を清掃する場合
上の歯は先端をやや下向きに、下の歯は先端をやや上向きに挿入すると、ハグキを痛めずスムーズに挿入できます。
プラスチック部分が当たらないよう、毛のあるところだけ挿れるようにしましょう。
●L字型ブラシで奥歯を清掃する場合
奥歯を清掃する際は、あまり口を大きく開けず、やや閉じ気味に。ブラシの背中で頬を押し開けて口内にスペースを作りましょう。
I字型と同様、上の歯は先端をやや下向きに、下の歯は先端をやや上向きに挿入すると、ハグキを痛めずスムーズに挿入できます。2つの歯の側面にブラシを沿わせて、前後に2-3回動かします。
内側からも同じように磨くとより効果的です。
使用後はブラシをしっかり洗って、風通しの良い場所で乾かしてください。ブラシの毛先が痛んだり、ワイヤーが曲がってしまったりしたら、早めに交換しましょう。
▼動画でわかりやすくチェック!より詳しい内容はこちらから▼
https://www.club-sunstar.jp/howtomov
狭い歯間ケアに!力を調整しながら、ゆっくり上下に動かそう
歯と歯がぴったりと接しているところや複雑に重なっている箇所も清掃できるのがデンタルフロスです。
狭い歯間ケアに!力を調整しながら、ゆっくり上下に動かそう
歯と歯がぴったりと接しているところや複雑に重なっている箇所も清掃できるのがデンタルフロスです。
デンタルフロスを挿入する時は、ハグキに当たって傷つけないように、きつい部分は力を調整し、ゆっくりスライドさせながら糸を挿入するよう気をつけます。挿入したら、歯の側面にしっかり糸を沿わせて、プラークをかき出しましょう。
●糸巻きタイプの場合
約40センチの長さに切ります。だいたい指先から肘くらいまでの長さを目安にするとよいでしょう。
フロスの片側を、左手の中指に2-3回巻きつけます。さらに両手の間隔が10-20センチくらいになるように持ち、反対側の部分を右手の中指に巻きつけます。
歯と歯の間に挿入するときは、ゆっくり前後にスライドさせながら入れます。そして隣り合った歯の側面に沿わせてゆっくりと2-3回上下に動かして磨いていきます。
●Y字型の場合
ハグキを痛めないよう、Y字の分かれ目の部分に人差し指を添えて、力を調整しながら挿入します。
できるだけ歯の側面に沿わせながら、ノコギリを引くようにスライドさせていきます。
奥まで入ったら、ゆっくりと2-3回上下に動かして磨いていきます。
▼動画でわかりやすくチェック!より詳しい内容はこちらから▼
https://www.club-sunstar.jp/howtomov
健康なハグキでも、使い始めは出血することも。
「デンタルフロスを勢いよく挿入してしまった」「歯間ブラシのサイズがあっていなかった」など、正しい使い方ができていない場合、ハグキから出血がみられることがあります。実際、歯間清掃具を使いはじめたばかりの時に出血してしまうことはよくあることです。むしろもともと腫れなどがあった場合、出血は歯間清掃の入口の合図。よいきっかけともいえるでしょう。
ただ、気を付けたいのは、正しい使い方をしているはずなのに、ハグキから出血するというケースです。そのような時は、歯周病の初期症状である「歯肉炎」になっている可能性があります。「歯肉炎」はプラーク中の細菌により、ハグキが炎症を起こし、赤く腫れた状態を指します。この段階で正しいケアをすれば健康な状態へ改善することができますが、見分け方が難しいので、出血が続く場合は、歯科医院に相談されることをおすすめします。
▼歯間清掃で出血してしまう原因をチェック!より詳しい内容はこちら▼
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/2622/
https://www.club-sunstar.jp/article/column/oral/2970/
ハブラシと同じくらいとても大切な道具である「歯間清掃具」。形やサイズの違いなどたくさんの種類があるので、初めての方には難しいと感じることがあるかもしれませんが、ぜひご自身にぴったりのデンタルフロス、歯間ブラシを見つけてみてください。
むし歯や歯周病対策としてとても重要な歯間ケアを習慣化できるよう、今日からさっそく実践しましょう!
文:クラブサンスター編集部