突然ですが、あっかんべーをしてみてください。
そして舌を鏡でチェックしてみましょう。舌の色はきれいですか?それとも何かついている?もし苔のようなものがついているとしたら、それが今回のテーマ、舌苔(ぜったい)です。
舌苔は、舌のはがれ落ちた細胞、食べかす、血球などからできています。なんとなく想像がつくと思いますが、舌苔は細菌の大好物の集まりで、つまりは細菌の温床!ここから硫化水素が発生し、口臭の原因になってしまうのです。しかもなんと口臭物質の約6割が、舌苔から生成されるといわれています。
では、どういう時に舌苔がつくのでしょうか?
「体調が悪い時」「熱が出た時」「胃の調子が悪い時」などといわれていますが、因果関係は正確には明らかになっていません。しかもどうやって形成されるのかも、まだ推測の域を出ていないのだとか…。とはいえ、口臭の原因と知ってしまっては、放っておくわけにはいきませんね。
実は、舌苔の謎が明らかになっていないにもかかわらず、舌を掃除する習慣は古くから行われていたようです。例えばインドでは2,000年以上の歴史があり、日本でも江戸時代の浮世絵には、舌を楊枝の柄で掃除している様子が描かれたりしています。
そして現在、北米では舌苔の掃除がかなり一般化していて、約50%の人が舌のケアをしているのだとか。日本も近年は舌ブラシなどのケア製品が登場。気になっている人も多いのでは?
まずは自分の舌を見て、舌苔の状態をチェックすることから始めましょう。
朝の歯みがきの時に、舌の状態を確認しましょう。写真のように、白く薄い舌苔であれば問題ありません。
◎色は白っぽい?
◎舌苔が濃くない?
などのポイントをチェック!
※ 次回は舌のケアについてご紹介します。
BUTLERは、1923年、歯科医療現場から生まれた世界ブランドです。「新・むし歯予防シリーズ(エフコート・エフペースト・エフペーストこども・エフブラシ)」と「歯科医師がすすめるシリーズ」を展開。