なんとなく体調や気分が優れなくなる「五月病」。実は肌もこの時季、敏感に傾いたり吹き出物ができるなど、調子を崩しがちです。その理由とケア法を皮膚科医の三宅真紀先生に聞きました。
取材先プロフィール
なんとなく肌の不調を感じてしまう5月。「肌の五月病」という言葉もあるようです。
「4月は、心身ともにストレスがかかり、疲れやすい季節。その影響は時間差で、5月の肌に出ることが多いのです」と三宅先生。
ストレスがかかると自律神経のバランスが崩れ、血行が悪くなったり、肌のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れがちになります。
「肌荒れを感じたら基本に立ち返り、いつも以上に「バランスの良い食事」、「質の良い睡眠」、「規則正しい生活」を心がけましょう。肌のターンオーバー(生まれ変わり)を促すため、刺激の少ない洗顔料でやさしく洗うことも大切です」
実際、どういったトラブルが多いのでしょうか。
「クリニックで5月にぐんと増えるのが、吹き出物の相談。乾燥した空気と気温の上昇により、皮脂の分泌量が増え、ニキビの原因菌が繁殖しやすくなるためです」
肌のターンオーバー(生まれ変わり)の乱れなども、吹き出物ができる原因のひとつ。
「肌表面の層(角質層)が厚くなっていることが多いので、毎日のクレンジングや洗顔をしっかりしましょう。洗顔料をよく泡立て、包み込むようにして洗うのがポイントです。また、肌の水分不足は皮脂分泌を過剰にしてしまうので、保湿も大切。さっぱりしたスキンケアアイテムで潤いをプラスしてください」
さらに気を付けたいのが太陽光。この時期はぐんと強くなりますが、まだ真夏じゃないからと油断してうっかり日焼けをしてしまいがち。
「メラニンの過剰生成によってシミやそばかすができてしまったり、肌の奥(真皮層)のコラーゲンがダメージを受けてハリや弾力が低下してしまうなどのリスクがあります」
UVインデックスとは、紫外線が人体に及ぼす影響の度合いをわかりやすく示すために、紫外線の強さを指標化したもの。出典:気象庁 日最大UVインデックス(観測値) 2019つくば
太陽光には、シワやたるみを引き起こすUV-A、肌の炎症やシミ・そばかすの原因となるUV-B、シミやくすみの原因となるブルーライト、真皮にダメージを与える近赤外線などが含まれます。
「太陽光を防ぐには曇りの日でも油断せず、しっかりと日焼け止めを塗ること。食事では抗酸化作用の強い、ビタミンA・C・Eを積極的に摂りましょう。肌老化の原因の約8割は、光老化によるものといわれています。5月からの日焼け止めを習慣にして、若く健康な肌を保ちましょう」
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取材・記事 古屋美枝
撮影 石原敦志
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更新日:2020年11月2日