日本を訪れる外国人の中には、街頭にゴミがほとんど落ちていなかったり、新幹線や公衆トイレの清掃が行き届いていたりすることに驚く人も。また、入浴文化や温水洗浄便座の開発などからも、「日本人は清潔好き」というイメージが根強いようです。
では、お口や息の清潔を保つオーラルケアに関してはどうでしょうか?
欧米では、歯科治療費が日本より高額なことなどもあり、“治療より予防”が常識。オーラルケア意識が高く、セルフケアでのフロスの使用やかかりつけ歯科医院での定期検診が当たり前になっています。
そんな欧米と日本の歯のケアに関する意識の違いは、サンスターが6ヶ国で行った下記の調査を見ても明らかです。調査によると、「自身の歯のケアに時間やお金をかけたくない」という問いに対して、「とてもあてはまる」「まああてはまる」と答えた人が、日本では最多の30%となりました。
こうしたオーラルケア意識の低さは、日本人のお口の健康に如実に現れてしまっています。
厚生労働省が実施している「歯科疾患実態調査」(平成23年度)によると、なんと成人の約8割が歯周病であることがわかりました!
歯周病とは、歯周プラーク(歯垢)の中の歯周病菌がハグキに炎症を起こし、徐々に周りの組織を破壊していく細菌感染症のこと。進行すると口臭が気になる、ハグキからうみが出るといった症状が出て、最終的には歯が抜け落ちてしまうことも…。
歯周病や口臭の対策には、歯ブラシはもちろん、フロスやデンタルリンスなども活用した毎日の正しいオーラルケアが欠かせません!
お口をしっかりケアして、外国の人を気持ちよくおもてなしできるようにしたいですね!