「ドライマウス」と聞くと、どんな症状を思い浮かべますか?
文字どおり、お口の中が乾燥することですが、症状はそれだけではありません。
このような症状も、実は「ドライマウス」。
症状の程度は、軽いものから重いものまで幅広く、本人も気づかないほど軽度なケースもあります。
「ドライマウス」の原因も、ひとつではありません。
などさまざまです。
通常、唾液は1日に1000~1500ml分泌され、加齢とともに分泌量は減っていきますが、最近では年齢を問わずにドライマウスの症状を持つ人が増えてきています。
唾液は食べものの消化を助けたり飲み込みやすくするほか、お口を清潔に保ったりムシ歯になりにくくするなど、健康のために不可欠なはたらきがあります。
水を頻繁に飲めばよい、という簡単なことでもなさそうです。
「ドライマウス」の症状が長期間続くと、会話や食事が難しくなったり、口臭に悩まされたりすることも。
生活習慣を見直したりストレスの軽減に努めたりすることはもちろんですが、 唾液が出やすくなるマッサージをしたり、口呼吸から鼻呼吸に改善したりするなど、原因を取り除くことから始めてみましょう。
また、病気が原因の場合もあるので、「お口の乾燥くらい」と軽く考えず、ドライマウス外来を設置する病院や、ドライマウスに対応できる歯科医院などを受診しましょう。