店頭に並ぶ、たくさんの種類のハミガキ。
歯周病予防やムシ歯予防など、さまざまな効果を持つ成分が含まれているので、目的にあわせて選んでいる方も多いのではないでしょうか。
ところが、使い方によっては、ハミガキ成分の効果を十分に発揮できていない可能性があるんですって!せっかく選んだハミガキが効果的に使えていないなんて、ショックですよね。
そこで歯科衛生士さんに、ハミガキ成分の効果をしっかり発揮できる使い方について聞いてみました。
Q. ハブラシを濡らして使うのと、濡らさずそのまま使うのは、どちらがよいですか?
A. ハブラシを濡らすと、毛先に付着した細菌を洗い流し、口腔内にその細菌を戻さず使うことができます。一方、ハブラシを濡らさずそのまま使うと、ペーストの泡立ちが抑えられてみがき残しが減ったり、成分が水に薄まったりするのを避けられるというメリットがあります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、流水下で水洗いし、その後“しっかり水気を切ってから”ハミガキを使用するのがよさそうです。
Q. 歯をみがいたあと、何回くらいすすいだらよいですか?
A. フッ素配合のハミガキに関しては、フッ素を洗い流しすぎないことが大切なので、気持ちが悪くない程度の少ないすすぎにとどめましょう。水の量は10~15ml(おちょこ1杯くらい)、回数は1回が理想です。また、水でお口をすすぐ必要のない液体ハミガキは、成分を薄めずに口腔内に行きわたらせることができるので、災害時など水不足の時はもちろん、普段使いにもおすすめ。ただし、液体ハミガキには研磨効果がないので、ステイン(着色汚れ)が気になる方は、清掃剤が配合されているハミガキペーストの使用をおすすめします。
Q. ほかに意識すべきことはありますか?
A. まず大切なのは、 自分に合ったハブラシを使い、適切な時期に交換することです。どんなによい成分のハミガキを使っても、ハブラシが合っていなかったり、毛先が開いたりしていては十分な効果が得られません。
また、みがき残しがないように順番を決めてみがくこと、唾液量が減少して口腔内細菌が増殖する就寝前にみがくこと、ハミガキ成分が歯面によく作用するように定期的に歯科医院で歯石除去をすることなどを意識していただきたいですね。
せっかく歯をみがいているのにハミガキ成分がきちんと届いていない!なんて残念なことにならないように、ぜひ歯科衛生士さんのアドバイスを参考にしてみてくださいね。
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