みなさんは今年のお正月に七草粥を食べましたか?実はこの七草粥、清少納言の「枕草子」の中にも記述があり、平安時代から食べる風習があったようなのです。ただし、当時は「滋養に富んだ春の七草をいただいて、1年間病気をせずに元気に過ごしましょう」という意味だったとか。現代の「年末年始の暴飲暴食で疲れた胃腸をいたわる」という意味とは少し違うようですね。
さて、暴飲暴食といえば、「経験したことがない」という人は少ないくらい身近な健康問題ですよね。
しっかり食べることは大切ですが、実は食事を消化するためには人間のエネルギー消費全体の10%を使用するといわれています。特に年末年始のお料理は動物性由来の食材が多かったり、だらだら食べ続けてしまったりと、いつも以上に消化に時間がかかり、胃腸に負担をかけてしまいがち。これが続くと腸内環境の悪化も引きおこしてしまいます。もし「お正月から胃腸が重いなぁ」と感じている人がいるなら、そろそろ意識的にリセットしてみてはどうでしょう?
「胃腸が疲れているなぁ」と感じている人のために、今回は胃腸にやさしいレシピを5つご紹介します。単にやさしいだけでなく、冬に嬉しいカラダが温まるお料理や、栄養面での効果も考えられたお料理をピックアップしてみました。できれば「胃腸がすっきりした」「カラダの調子が戻った」と感じるくらいまで続けてみてくださいね。
①かぶに含まれるアミラーゼが炭水化物の消化をサポート。
「かぶの和風ポタージュ」
②ひき肉の代わりに長芋、キャベツの代わりに白菜でおなかにやさしく。
「ロール白菜」
③成分が壊れにくいれんこんのビタミンCをたっぷり摂って丈夫な粘膜を作る。
「れんこん餅のみぞれスープ」
④かぼちゃときゅうりのカリウムが年末年始に摂りすぎた塩分をスムーズに排出。ヨーグルトのプロバイオティクスが胃腸を整える。
「かぼちゃのヨーグルトサラダ」
⑤栄養豊富だけど固いイメージがある玄米も、お粥にするとふんわり。
「炒り玄米茶粥」
参考:レシピ①、②、③、⑤・・・健康道場
レシピ④・・・糖尿病とうまくつきあう