2022年は、新しい「自分みがき」をはじめてみませんか?自分や家族のためにも、誰でもチャレンジできる健康関連の資格を6つご紹介。もともと興味のあった分野の知識を深めたり、日常生活に活用したりできるはず!資格に詳しい資格研究家・鈴木秀明さんに、健康にまつわる資格をおすすめしていただきました。
監修者プロフィール
健康のことについては、多くの人が興味あるのではないでしょうか。ただ、学びたいと思ってもどこからはじめていいかわかりません。
そんな時ほど資格取得を利用するといいのだそうです。毎週のように検定を受けている鈴木さんが教えてくれました。
「検定があることで勉強をはじめるきっかけになるし、体系的な参考書もあるので学びやすいんです。勉強自体に苦手意識があっても、興味のあることなら楽しめますよね。大人になってからの勉強はとても楽しいですよ」
取りやすい資格なら、小さな達成感につながりそう。新年のスタートにぴったりですね。
「最近は、オンラインで受験できるものも多く、場所に関わらず試験を受けられるのは利点です。また、この1~2年で健康に関連する資格は注目されはじめています」
これから人気が出そうな健康関連の資格。取得のためにいち早くスタートしてみましょう。
さっそく鈴木さんにおすすめの資格を聞いてみました。
■サウナ・スパ健康アドバイザー
URL:https://www.sauna.or.jp/adviser/
主催団体:公益社団法人 日本サウナ・スパ協会
内容:2014年に設立された認定資格。お風呂やサウナで健康になる秘訣をわかりやすく、楽しく、手軽に学べます。受講や受験はすべて通信教育で完結するので、自分のペースでOK。
■発酵検定
URL:https://www.kentei-uketsuke.com/hakko/
主催団体:一般社団法人 日本発酵文化協会
内容:発酵の仕組みやカラダへの影響、発酵食品の取り入れ方、発酵食の作りかたなど、発酵の基礎知識が学べます。検定日は指定されており、東京会場、またはオンラインで受験できます。
サウナや発酵も日ごろの楽しみになりそうですが、毎日のように活用できそうなのが「リンパケア検定」と「食の薬学検定」のふたつ。カラダをいたわりつつ、毎日の食に気遣いができそうです。
■リンパケア検定
URL:https://lymphcarekentei.lymphjapan.com/
主催団体:一般社団法人 日本リンパ協会
内容:リンパに関する幅広い知識を身につけ、安全にリンパケアができる能力を問う検定。2級は自分と家族のケアをしたい方向け、1級はセラピストや介護士、看護師、医師などの仕事をしている方向けとなっています。
■食の薬学検定
URL:http://www.yakugaku.or.jp/syoku/
主催団体:特定非営利活動法人 日本セルフケア支援薬剤師センター(薬学検定事務局)
内容:食に関する薬学用語、機能性食材やその食材に含まれる成分の効果、機能などが学べます。郵送で受験できる「在宅受験」が用意されています。
学問的なことを気軽に勉強したい人には「スポーツ医学検定」や「メンタルヘルス・マネジメント検定」がおすすめ。本格的に学ぶ前の入り口として考えてみるのもいいかもしれません。
■スポーツ医学検定
URL:https://spomed.or.jp/
主催団体:一般社団法人日本スポーツ医学検定機構
内容:カラダのことやスポーツによるケガの知識が学べます。スポーツをする人のケガの予防や、ケガからの復帰、技術の向上などに役立つ知識です。段階に応じて3級、2級、1級が用意されています。
■メンタルヘルス・マネジメント検定
URL:https://www.mental-health.ne.jp/
主催団体:大阪商工会議所
内容:はたらく人たちに必要なメンタルヘルスケアについて学びます。基礎知識や予防法、対処法がわかります。
資格を取るための勉強のコツはあるのでしょうか?鈴木さんによると「試験に効率的に合格するための勉強法と、学んだことをより長く深く定着させるための勉強法は異なる」とのことですが、日常で使える知識にするなら、試験が終わっても覚えておきたいですよね。
「テキストを読んでいるだけでは面白くないので、出そうなところを予想して、自分で問題を考えてみると覚えやすいと思います。『自分が出題者ならどこを出すか?』と考えていくと、攻略のようで楽しいですよ。また、勉強仲間がいるのなら、問題を出しあうのもいいと思います。工夫して楽しみながら勉強することで、試験後も記憶に残りやすくなります」
勉強の期間は、試験の難易度にもよりますが、思い切って短期集中型で挑んだほうが、効率面でもモチベーション面でも有利だそう。長くダラダラやると刺激がなく、あまり身に付かないのです。
「初めて参考書を見た時に、わからないことばかりだとしてもやる気をなくさないでほしいですね。僕もたくさんの資格を受けていますが、初めての分野ではわからないことだらけ。それでも読んでみるとだんだんわかってきます」
新年のスタートとして、どの資格にチャレンジしてみますか?
取材・記事 栃尾江美