最近、ダイエット本や健康情報系のホームページなどで「低GI食品」という言葉をよく見かけませんか?
でも、GIとは一体何でしょうか?
GIとはグリセミック・インデックスの略で、簡単に言うと、食品を食べた後の血糖値の上がるスピードを数値で表したものです。数値が高いほど血糖値が上昇しやすいことを意味します。例えば、チョコレートやキャンディなどは高GI食品で、これらを食べると、一気に血糖値が上昇するため、血液中の糖の処理に多量のインスリンが分泌されます。
インスリンは、各細胞に糖をエネルギー源として送り込んでくれる大切なホルモンですが、過剰に分泌されると、糖が脂肪としてためこまれてしまい、肥満の原因になります。
そこで注目を集めているのが血糖値の上昇が穏やかな「低GI食品」です。
食品を選ぶ際にGI値を意識することは、ダイエットや体重管理、メタボリックシンドローム予防においてとても大切です。まずは、どこのスーパーでも手に入るような、身近な食品のGI値について考えてみましょう。
オーストラリアのシドニー大学では、GI値70以上の食品を高GI食品、55~70の間の食品を中GI食品、55以下の食品を低GI食品と定義しています。
柑橘系を中心とした果物は低GI食品の代表選手。また、意外かもしれませんが、女性に人気のマンゴーも低GI食品のひとつです。野菜は比較的GI値の低いものが多いですが、イモ類はGI値が高くなるので要注意。また、同じイモ類でも、さつまいもは中GI食品ですが、じゃがいもは高GI食品です。
同様に、同じ主食類でも玄米ごはんやそばは中GI食品ですが、白米ごはんやうどん、餅は高GI食品と、一見似ていても、食品によってGI値は異なります。
普段あまり食べない食品のGI値までを覚えるのは難しいですから、まずはご自宅の食卓によく登場する身近な食品からGI値を知り、低GIを意識した食生活を始めてみませんか?
数ある低GI食品。いきなり全部を覚えるのは難しいですよね。まずは食べる機会の多い主食から覚えてみましょう。例えば、玄米やそばなどの主食となる穀類は、精製していないものは精製されたものと比べるとGI値が低めになる傾向があります。なので、
◎茶色い穀類は、GIが低めの傾向がある
と覚えておくのもひとつの覚え方です。すべてがあてはまるわけではないですし、食べ方や料理法によっても血糖値の上がり方は変わってきます。あくまで目安として参考にしてみてください。
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