冬の訪れとともに、毎年やってくるインフルエンザの流行。日本では毎年約1千万人、およそ10人に一人が感染しているそうです。
高齢者や妊婦さん、小さな子ども、持病のある人などがかかると重症化することもあるので、できる限りの対策をして予防したいですよね。
そもそも、ただの風邪とインフルエンザはどう違うのでしょうか。まずはその違いや特徴を比べてみましょう。
流行の時期も症状もまったく違うんですね!
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが体内に入り込むことで起こりますが、ウイルスにはA型、B型、C型と呼ばれる3つの型があり、毎年流行するウイルスが異なることも大きな特徴です。
インフルエンザの感染経路には、「飛沫感染」と「接触感染」があります。「飛沫感染」とは、感染者のくしゃみや咳の飛沫と一緒に放出されたウイルスを口や鼻から吸い込んで感染すること。「接触感染」とは、ウイルスが付いたもの(つり革、ドアノブなど)に触った手で口や鼻に触れることで粘膜から感染することです。
ですから、インフルエンザを予防するためには、2つの感染経路を断つことが大切!日頃から、以下の5つを心がけましょう。
① 正しい手洗いを行う
② 睡眠、バランスの良い食事などの健康管理
③ 予防接種を受ける
④ 適度な湿度(50~60%)を保つ
⑤ 人込みへの外出を控える
万が一ウイルスがお口やのどに入っても、身体が持つ防御機能がきちんと働いていれば、インフルエンザは発症しません。なぜなら、お口やのどには唾液による「清浄作用」「粘膜保護作用」「抗菌作用」などの防御機能があるため。逆に、お口の中が乾燥して唾液の量が減ると、ウイルスに感染しやすくなってしまうのです。
バランスよく唾液を出すためには、唾液腺マッサージがおすすめです。
手洗いや予防接種に、お口やのどのケアをプラスして、インフルエンザから身を守りましょう!