コラム
2019/02/19

子どもだけじゃない!?大人のぜんそくに要注意!

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現代人に大人のぜんそくが増加中

ゼーゼー、ヒューヒューという喘鳴と息苦しさを伴う発作を繰り返す、ぜんそく。小児ぜんそくなど子どもの病気というイメージがありますが、日本では近年大人のぜんそく(成人ぜんそく)が増えています。
その背景には、住宅環境の変化によるダニ等のアレルゲン増加、食生活の変化、喫煙、大気汚染、過労によるストレスなど、さまざまなことが関係していると考えられています。

子どもの頃小児ぜんそくだった人が、成人後に風邪などをきっかけに再発することもありますが、大人になってから急に発症する人もいます。

ぜんそくの原因は、気道が炎症を起こして刺激に弱くなっていること。ぜんそく患者の気道は健康な人の気道に比べて狭くなっていて、空気が通りにくい状態です。炎症を起こした気道はホコリやストレスなどのわずかな刺激にも敏感になり、発作を起こしてしまうのです。

大人のぜんそくの原因は?

小児ぜんそくの多くがダニや花粉、動物の毛やフケなどのアレルゲンが原因で起こります。一方、大人のぜんそくはアレルギー性のものに加えて、アレルゲン以外の原因で起こる非アレルギー性のものも多く見られるのが特徴です。

非アレルギー性のぜんそくは、風邪やインフルエンザなどの感染症、タバコや排気ガス、過労やストレス、天気や気圧の変化が引き金になることも。たくさんの要因が重なり合っているため、なかなかよくならないことも大人のぜんそくの特徴のひとつです。

大人のぜんそくの治療と予防

ぜんそくを治療せず放置すると重症化したり、最悪の場合は死に至ることも。咳が続いている、胸の痛みや喉に違和感を感じるなどの症状がある場合は大人のぜんそくの可能性もあるため、病院を受診しましょう。

ぜんそくと診断されたら、病院での治療や服薬に加えて、生活習慣や室内環境を整えて、発作を予防することが大切です。
アレルギー性のぜんそくの場合も、非アレルギー性のぜんそくの場合も、まず、アレルゲンとなるダニやホコリ、カビ、花粉などをできるだけ減らすために、こまめに掃除機をかけたり、換気をしましょう。また、ダニが発生しやすい布製のソファーやクッション、ぬいぐるみなどはなるべく置かない方がいいでしょう。
加えて、ストレスはぜんそくの悪化につながるため、休養や十分な睡眠をとってストレスを溜め込まないようにします。手洗い・うがい・マスクなどをして風邪や感染症を予防すること、適度な運動で心肺機能を高めたり基礎体力をアップすることも、ぜんそくの予防に役立ちます。

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