長引くマスク生活で、お口のにおいが気になることはありませんか?ここでは口臭の原因とケア方法についてお知らせしていきます。
マスクをしていると、息苦しさも手伝って口呼吸になっていることがあります。口呼吸でお口が乾燥し、お口の中の唾液が減ると菌が繁殖しやすくなり、菌が発するにおいの量も多くなりがち。また、口呼吸は歯周病やドライマウスなどお口トラブルにもつながります。マスク内ではお口が乾燥しないよう、意識的に鼻で呼吸しましょう。また、水分補給や唾液が出やすくなるマッサージなどでお口を潤すといった手もあります。
お口のにおいのきっかけとなるのは、ドライマウスだけではありません。口臭は、ほとんどの場合お口の中に要因があるといわれています。そうしたお口由来の口臭には、においの強いものを食べた後やたばこを吸った後の一時的なもの、そして原因菌によるものなどがあります。
例えば、原因菌は歯に残った食べかすなどを分解し、揮発性硫黄化合物(VSC)という不快なにおいの物質を作り出し、口臭を発生させます。また、舌苔(ぜったい)と呼ばれる舌についた汚れによってもVSCが生じます。なんと口臭の約6割はこの舌苔によるものともいわれています(※1)。
そのほか、普段は口臭がなくても、お腹が空いた時や緊張した時など、一時的に口臭が強くなる場合があります。これは「生理的口臭」と呼ばれるもので、程度の差こそあれ誰にでもあること。あまり深刻にならないようにしましょう。
※1 宮崎秀夫編(2007)『口臭診療マニュアル:EBMIに基づく診断と治療』 第一歯科出版による
これまで見てきたように、口臭のほとんどはお口由来なので、オーラルケアでお口の中を清潔に保つことが大切です。
基本となる口臭対策は、なんといっても歯みがきです。食べかすや原因菌が残らないよう歯と歯の間や歯と歯ぐきの間をしっかり丁寧にブラッシングすることを心がけましょう。加えて、ハブラシだけでは落としにくい場合もあるため歯間ブラシやデンタルフロスなどプラスアルファのケアもぜひ取り入れてみてください。
さらに、舌苔対策として舌の掃除も忘れてはなりません。舌はデリケートで傷つきやすいので、専用の舌ブラシなどを使ってやさしくケアします。気になるからと何度もみがくことや、強い力でこするのはNG。多くても1日1回まで、軽くなぞる程度としてください。
正しいオーラルケアが必要とはいっても、外出先や移動中など歯みがきや舌ブラシを使ってのケアが難しい場合もありますよね。そんな時、スプレーするだけでお口の中を殺菌・消毒できるのが、サンスターの「ガム・お口/のど 殺菌スプレー」です。
●原因菌を殺菌・消毒
有効成分であるCPC(※2)がにおいの原因菌を殺菌・消毒。それによって、口臭を除去します。吐き出し不要のスプレータイプなので、お口が気になった時にすぐに使えるのが特長です。さわやかなハーブミントの香味です。
●携帯しやすく、一瞬でケアできる
手のひらに収まるコンパクトサイズで、携帯にも便利です。無色透明の液なので、顔や手などが汚れるのを気にする必要もありません。歯みがきやうがいができない場合にも、殺菌スプレーならば一瞬で目立たずにお口をケアできます。
毎日のオーラルケア習慣に加え、気になる口臭をすぐにケアしたい時に持っていると心強いですね。
※2 セチルピリジニウム塩化物水和物
取材・記事 清水美奈