災害時のオーラルケアの大切さや実際の方法などをご紹介してきたこのシリーズ。最後は普段できることについて、一緒に考えていきましょう。
物流がストップしたり、被災地支援が最優先になったりで、物資が不足しがちな災害時。そんな時のために、まずは日用品をストックしておきましょう。ただし「多めに買って安心」ではNG。いざという時に「賞味期限や使用期限が切れていた」ということがあるからです。そこでおすすめなのがローリングストック法です。
ローリングストックとは「ローリング(回転する)」と「ストック(備える)」をあわせた言葉。つまり、日用品を多めに常備して災害に備え、古い物から順に普段使いし、ストックが半分くらいになったら買い足すというやりくり術です。
常にある一定量がストックできるうえに、賞味期限切れや使用期限切れを起こしにくく、また普段から食べ慣れ使い慣れている物なので、非常時に慌てずに済むメリットがあるんです。
そして、ここに必ず入れておきたいのがオーラルケアグッズです。ちなみに ハブラシの交換は月に1回が目安。ストックから取り出したら残りをチェックして、足りない時は補充をしておいてくださいね。
もうひとつ大切なのが、いざ避難する時に必要な防災グッズです。こちらもやみくもに用意するのではなく、あらゆる家庭で必要といわれている、基本品目38点を揃えることからはじめましょう。また、日本記念日協会ホームページによると、3月、6月、9月、12月のそれぞれ1日は防災用品の点検の日。この日は必ず、リストのチェックと古いアイテムの入れ換え、買い替えをしておきましょう。
サンスターでは、基本品目38点のリストを掲載した「防災オーラルケア ハンドブック」を用意しています。スマートフォンなどにダウンロードしておくと、いざという時に役立ちます。ぜひ、チェックしてみてくださいね。