さあ、いよいよ本格的な春到来!春を感じるものはいろいろありますが、身近なところではスーパーや八百屋さんで見かける春野菜がありますね。菜の花や山菜など、春野菜には独特な苦味や香りを持つものが多いですが、実はこの苦味には、カラダにうれしい作用があるのをご存知ですか?春野菜の苦味や香りは、植物性アルカノイドやポリフェノールに由来します。これらは老廃物を解毒したり、新陳代謝を促進する効果があるといわれています。冬の寒さを乗り切るため、栄養を蓄えるのと一緒にカラダの中に溜まったまま、寒さや運動不足などで代謝が落ちて排出できずにいた老廃物…。春野菜を食べることで、この老廃物をデトックスできるというわけなんです。ちなみに和食の世界では、「春の皿には苦味を盛れ」という言葉があり、春野菜を摂ることは、ゆらぎやすい春先の体調を整えてくれる食養生と考えられているそうです。
今こそ積極的に食べたい春野菜ですが、今回はその中でも食べやすく、特に春を感じられる、菜の花、たけのこ、アスパラガスをピックアップ。まずはそれぞれに含まれる栄養素や特徴をご紹介しましょう。
◎菜の花
イソシアネートという苦味成分の他にも、βカロテン、ビタミンB、カリウムや鉄分などのミネラルが豊富。新陳代謝を促進する働きがあるといわれています。和食のイメージですが、パスタなど洋風アレンジがしやすいのも魅力。
◎たけのこ
苦味を構成する成分チロシンが疲労回復や自律神経を整え、豊富なカリウムや食物繊維がデトックス効果を高めます。アク抜きのコツさえ覚えれば、皮付きたけのこも自宅で美味しく食べられます!
◎アスパラガス
アミノ酸の一種であるアスパラギン酸が新陳代謝を促進。疲労回復、肝臓・腎臓の機能向上、利尿作用なども期待できます。熱に弱いので加熱調理は短時間で。
ところで、今回おすすめの菜の花、たけのこ、アスパラガス、あなたならどうやって調理しますか?菜の花はおひたし、たけのこは煮物や炊き込みご飯、アスパラガスは…と、ついワンパターンになりがちなのでは?そこで今回は、この3つの食材を使った美味しく、しかもクラブサンスターらしいヘルシーなレシピを一挙にご紹介いたします。意外なアレンジや味付けもあって、これなら飽きずに食べられそう!ぜひチャレンジしてみてくださいね。
◎菜の花のβカロテンはピーマンの5倍以上!油で炒めて吸収率アップ
「菜の花と高野豆腐の塩麹炒め」
◎ゆずのしぼり汁とごまの風味で美味しく食べられるから減塩食としても
「菜の花とれんこんのごまゆず和え」
◎見た目も春らしいお吸い物。栄養素を逃さないようさっと茹で上げて
「菜の花白玉汁」
◎お肉のかわりに高野豆腐を使ったヘルシーなのにコクのある炒め物
「高野豆腐の韓国風野菜炒め」
◎おから、れんこん、たけのこなど、1日の約半分の食物繊維入りレシピ
「おから団子の葛あんかけ」
◎食物繊維豊富な玄米のお寿司。たけのこの歯触りがアクセントに
「春野菜の玄米寿司ケーキ」
◎テンペを挟めば女性にうれしいイソフラボンもたっぷりとれます
「たけのこの精進はさみ揚げ」
◎揚げた車麩を使えばローカロリーなのにボリュームたっぷりで満足感あり
「揚げ車麩の春野菜あんかけ」
◎旬のアスパラガスの美味しさをシンプルに味わえる1品
「アスパラガスの揚げ浸し」